伊勢佐木町

映画をみた、あとは、イタリアンでおいしいものを
そんなふうな、キャッチを書いた店、Orsoにて
食事しました


映画館は、ジャックアンドベティという、小さな
ロードショーでなく、ちょっと気になる映画を
やるような、個性のある映画館です
とかいいながら、実はここで映画は一度も
みてはいないのですが


映画館というと、高校時代の最寄り駅、金沢八景駅
ジャックアンドベティとはちがう、つまり、ロードショーを
した映画館で、やっていたのを、少し遅れて、見るような
そういう庶民的?というかそんな映画館がありました
そして、土曜日の午後、そこでときどき、映画をみました


映画、みたいものがあっていくという人が多いと
思うのですが、高校の時の金沢八景のそれは
そうではなくて、なんとなくくたびれた、土曜日の午後
一人でいたくて映画館にはいる、そんなふうだったのを
思い出します


あっと、話はもどって、Orso。看板に、ハイジのチーズが
食べられる店とあります。ちなみに、我が家に、ここのところ
アルプスの少女ハイジのブームがきていますが、この店は
ブームだからいったというのではなく、どちらかといえば
この店にはいることが、ハイジへの関心を高めて、だんだん
ブームになっていったというのが、正しいです


ハイジのチーズというのは、ラクレットチーズで、大きな塊を
電熱線の、チーズを溶かすための、機会で、あたためて
とろっとしたところを、バゲットだったり、温野菜に
かけていただきます


ハイジでは、山小屋について、食事だよというおじいさんが
だんろに、チーズをかざして、とろっとさせてたべさせてくれます
もちろん、山小屋の山羊の乳で、おじいさんが手作りした
チーズです


そんな、レストラン、Orso。最初の最初は、タイミングが悪くて
お昼の営業時間が終わるころうかがって、ああ、だめなんだと思った
その時、お店の主人が、ささっと、でてきて、今日はごめんなさい
ぜひ、またきてください。その断り方の、さわやかで、ぜひ自分の
料理を食べてほしいという気持ちがあるというのが、伝わって
また来ようと思ったのです


ハイジのブームは、実際、長くなりつつあります。先日、翻訳版ですが
原作も読みました。自然の描写、ハイジやクララ、おばあさんの感性
洞察力にあふれた様子がなどが、いきいきと書かれていて、文章に
ひかれました。
人が人に、こんなに、すばらしい贈り物ができる。だんだん、人から遠ざかっていた
おじいさんが、ハイジのためならと、人間性をとりもどしていく
娘を失ったという、医者は、ハイジの心の優しさにいやされ、生き直そうと
思う。


ハイジは、19世紀に書かれていて、時間はたっていますが
なんて、新しい、学びたくなる要素の多い、小説でしょうか?


ハイジの人柄、感性ということを、思いながら、Orsoにいると
きっと、このご主人も、ハイジが好きなんだろうなんて想像をして
しまいます。なにも、確かめてなんていませんが。


ハイジのいくつかのシーンで、ちょっといいなと思うもののひとつが
山の素朴な食事です。山羊の乳、そのもの、チーズ、パン、薬草
それから、野草。
おじいさんは、薬草、野草にも詳しく、山羊が食べると、乳の質が
よくなるといったことを、よく知っているのです


そんなおじいさんの、やさしさが、実り、ハイジは、育ちます
前にテレビでみた、アルプ力をつけていくのでしょう
生きていくとき、このアルプ力を、忘れないようにしたいものですね