歌舞伎役者に教えられます

尾上松緑さんという、歌舞伎役者さんが
日経新聞に、コラムを書いていますね。その9月の
コラムのなかで、自分の性格をネガティブな発想をするタイプと
分析してみせています


実際のところ、私、立場として、人を指導するということが
あります。そして人を指導するときに「なりたい自分をもとう」
「積極的な姿勢がすべての、気づき、いいことにつながる」
そういう、話を、いろいろおりまぜて、若い人と話してる自分を
思い出します


尾上松緑さんの、自分の自己分析によれば、ネガティブなところから
自分の考えがはじまること、いっとき、強制的に変えようと
思っていたが、途中からやめました、という記述があります
ネガティブな発想をする、自分、それはそれで、認める、ここから
再スタートした、と、いいます


はっとしました
自分の自分たるところの、性格を、無理に変えようというのが
はたしていいことか?


それから、尾上松緑さんは、続けます。舞台にあがる。このときは
精いっぱいやる、これははずしません、とのこと


このこと、これにも、はっとしたのです
ネガティブな発想する、自分がいる。一方、舞台となれば、すべての
エネルギーを注いで、舞台に臨む。こういう生き方ができるから
バランスがとれるということじゃないですかね


人間は、なにかに、一生懸命になる。このことが、生きていく
少なくとも、よりよく生きていく、というとき、必ず必要なんだと
感じます。そのとき、そこへのアプローチは人それぞれあっていい
のでしょう


当社の社員をみていて、仕事となれば、必ず一定以上の品質を
だすように、目配り、自分のやるべきことは、必ずやる
そういう覚悟でやります、と、やってくれてるのだと、気づきます
技術者が技術を使うということは、こういうことなのだと、
教えられます


私は、社長で、社長として、社員に少しでも、当社にはいってよかった
そういう仕事をしようと思います
そういう判断をしようと、思います
そうすると、第一に社員の成長を考えます。それを、継続的にして
いくには、必ず利益をだしてる、会社にしなければできない
そういうことを、改めて思います


ソフトウェアを作る、会社に存在するということは
すごいことだなと思います
コンピュータの、一番応用がきくといっていい、ところを
仕事でできるんですよ。


一方、だから、方向付けが大事、そういうことも
もちろん、言えますね