アルプスに思う

上高地北アルプスを、歩き紹介した、外国人
ウェストンの名前は、登山に興味があったり
北アルプスを気に入ってる人は、良く知られています


数年前、テレビで、日本アルプスと、スイスのアルプスの
風景の似ている点を、説明されて、ああ、と気が付いた
ことがあります
共通してるのは、氷河が作った地形ということですね
氷河が作れば、U字谷になるのです。水が削れば
V字谷になるのですね


アルプスの少女、ハイジが、山を見て、山が燃えてると
つぶやく、山の素晴らしい風景は、この氷河が作った
地形が、もとにあっての、美しさなんだと、気が付きます


行ったことある場所でいえば、北アルプスの、涸沢がそうですね
カール地形という、山に囲まれて、おわんのように、広がる地形


これも何年か前、いまでも、アルプスで暮らす家族の話を
テレビでやっていました。母親は子供を育てながら言います
ここでは、アルプ力をつけるといいます。アルプ力、言い方を
変えれば、人間が生きる、生きようという力といっても
いいかもしれません。
水を汲んでくるということが、一仕事。毎日、羊や牛の
世話をして、チーズを作ります。自分たちで保存食を
作らなければ、冬を越せないのです


アルプスの少女、ハイジでも、おじいさんは、チーズ、干し肉と
いった、保存食をもっていて、おそらくは、冷蔵庫なんて
ありません。冬はそうして、食べて言っていた。それが
たった、数十年前まであたりまえの暮らしだったということ


また、昔は良かったという話をしたくて、書いてるのでは
ありません。もちろん、電化製品があり、車があり、便利な
世の中に暮らしてるのは、事実だし、昔にもどろうでは
ありません


だけど、便利になって、生きるということを、疎かにしてる
ということを、少なくとも知っている、意識してる
というのも、大事なことではないでしょうか?


生きるために、水を確保して、保存食を作るのに
汗をかいてる。それが生きることの、原点に近い行動と
いっていいです


ほんとに、おいしいもの、身体にいいものというのは、食べれば
わかります。ファーストフードに頼り、調理するということを
しなくなり、食べ物に感謝するなんて気持ちを忘れていく
私たちは、どうなってしまうのでしょうか


ハイジをみて、生きるということ、自然にふれて、自然のなかで
生きるということのすばらしさを、感じるということ
これを、少し思い出します
世代を超えて、大事なことを、伝えていくこと
このなんて大事な、学び、学びあう、ということがあって、人間は
人間として、生きていけるのだということを、思い出すこと
大事です


今、日本も冬です
たまには、コンビニのご飯ではなくて、自分で調理する
自分で食材を選んで調理するということから、生きるということを
感じることを、はじめてみませんか?