梅の名所

つい、先日、知り合いに「梅」の花見ってしたこと
ありますか?と聞きました。残念ながらないという
その知り合いに、横浜には、三渓園という梅の名所がある
という話を続けてしていました


三渓園の梅が、いいなというのは、池の水辺を梅が彩る
ことが一つだと思っています。日本庭園が好きな人は
あ、それは定番のこと、というふうにとらえることと
推察します。そうなのですよね。日本庭園で、大変よく
みかける、ポイントが、池を作って、その水辺を花で
彩ることなのかなと思います


横浜に住んでいて、東京に遊び立ったり、仕事だったり
行くようになってみると、気が付きます。東京というのは
「江戸」という町のもっていた特徴をひきついでいます
これは、徳川家が、地方の大名の妻子を江戸に住まわせる
政策をとった、参勤交代をやらせたゆえということが
大きいと思うのですが、大名屋敷があるのですね。その跡地が
ご存じの方多いように、東大の敷地だったりして、広大なものが
残っています


そのいくつかの庭園はそのまま、活かされて、公園になっていたり
します。ゆえ、庭園をもつ、広い土地は東京はほんとに多い
少なくとも横浜に比べたら多いのです。もっとも世界の東京と
比較される都市に比べたら?少ないかもしれませんが。


さて、三渓園。ここは、茶道の聖地といっていいと
茶道をやってる、親しい人から聞きました。素晴らしい茶室が
あるのだと、聞きます。「聞きます」というのは、確かに
敷地内にある、茶室、外から眺めたことはあるのですが
そこで、お茶をいただくといったことは、したことがないので
中に入りもしないで、あれは素晴らしいというのも、失礼かな
ということで、そうしておきます


茶室を、あれこれ、語るほど、知識がないので、ちょっとだけ
思い出めいた話をします
京都、銀閣寺の近く、哲学の道を少し南へさがるところに
法然院という、法然上人ゆかりのお寺があります
その茶室をみて、また、その茶室にて、少しひとりになれる
時間があったことで、よく覚えてもいるし、なんて、気持ちが
落ち着くのだと、感じることができました


たとえば、美術館のなかで、茶室だったりあるわけですが
茶室というのは、やっぱり、そのある環境が大きいのだと
感じたものでした


あの、法然院で感じた、心がやすらぐ感覚は、ほんとにいいものでした
おそらく、千利休さんは、心のやすらぎ、を求めていた
そして、可能なら、招く客といっしょに、心が、開放されていくこと
これを、求めていたのだと、気づける、そういう場所でした


お茶、茶道というのは、どうも敷居が高いのです
例えば、使ってる道具がどうした、その場に飾られる絵が
といったことが、ついつい、でてきます
それはさりげなく、あればいい、とも思うのですが
・・・?これは知識と感性が足らないことのやっかみなのかも
しれないですが、素直にお茶を楽しめないなにかがあると
感じてしまいます


三渓園を訪れてみると、きっと、あなたの心に
さわやかな、風がふくと思いますよ