スポーツで

28年ぶりという、完全試合というニュースが
日本を沸かせました
4月13日付、日経新聞のスポーツ欄をみると、そのすごさが
数字でもわかります。160キロ超の速球を当たり前の
ように続ける。また速球と見分けのつかない腕の振りから
投じる、140キロ台後半のフォークボール。こんなすごいこと
あるだろうか?


しばらく、野球の数字などに、関心をいだかなかった自分にも
すごさは、それだけでもわかる。覚えてるのは、自分が10代、20代と
活躍した、巨人にいた、江川。こいつがいるので、巨人の勝率が
あがるといわれた、怪物ともいわれた、投手ですね。
ですが、速球は、150キロに届いてなかったと思うのですよ
140キロ後半の速球と、ぐっとおさえた、カーブで三振を
とっていたと、記憶します


このコラムを書いた、編集委員の、しめくくりの言葉も、ぴりっと
していて、なかなかだった。曰く「少なくともスポーツの世界では
大人が『俺たちの若い頃は』などと偉そうに口にしたら失笑され
そうである」


はい、そうだともいえますね
そういうことで、思い出すのが、せんだっての北京オリンピックでは
メダルはのがしたけど、2大会のオリンピックで金に輝いた
羽生弓弦選手。
実際のところ、2014年、いまから8年前、ご本人19歳で金メダルに
輝いたとき、私の心のなかで、(もちろん考えのスタートは
若い人を応援したいという気持ちですが)あれ、19歳という
若さで、世界の頂点にたっちゃったりして、このあとこの羽生さんは
人生を誤らないかという、そういう、心配でした


ご存じのように、そんな心配どころか、オリンピック2大会、連続の
金という、偉業を私たちにみせてくれた
このこと、ほんとに、今の世代のすごさの一端を知る、びっくり
する出来事だとも言えます


世代でどっちがすごいかなんてことは、まさに陳腐といっていい
話ともとれます。世代でくくるほど、そんなに単純でない、世界です


若い人を応援したい。もちろんその気持ちに変わらないです
自分たちが受けてきたよさ、たとえば、日本人がもってるあたたかさ
相手を尊重しようという気持ち、そういう存在があって、日本の
いまがあるということを、伝えてきたいと思います


一方、もしからしたら、今日書いたような、スポーツ界での
スターたちを生む、今の日本のなにかしらに、自分も含めて
気づけていない、いい変化があるといっていいかもしないのですね
そういうことにも、目を開いて行けたらと思います


社内で、「学びあう」ということが大事といいます。双方向、そういう
気持ちが、学びを促すのだ、思っています
自分の知らない、何かの変化を学んでみようかとも、思った、ニュースでした