若い人と

今年、新入社員研修を自分が講師でやっていて、ふと
思い出したことがあります
銀行に入社して、配属された、直接ではないですがよく
声をかけてくれた、上司がいて、あるとき、お酒を飲みながら
だったと思います
「長澤君、君は数学を専攻して、英語も得意だときいた
とても大きなポテンシャルを持ってるね」


このこと、ものすごくうれしく、またとてもよく憶えていて
たびたび、思い出していました
そして、なにを勉強したか、そういうことからではなく
20代というそのタイミングの可能性の大きさというのを
意識するようになりました。仕事をしていくなら、いいえ
人生には、20代でどんな仕事ができるのか、これはとても
大きなことです


同じ時間帯で、NHKのプロフェッショナル、仕事の流儀って番組も
いっしょにみました。このなかででてくる、ドキュメントのメイン
で活躍する、女性は、自分の仕事に誇りをもち、なぜ
そこまでやるか?という問いに、「最高の瞬間を届けたい」
と答えました


すごいな、いい生き方をしてるなと思いました


仕事をするってことは、自分の成長とセットです。もっといえば
仕事することでの、自分探しといっていいでしょう


さきほど話した、可能性の話ともセットになるのです
自分の可能性を、いい感じでひきだし、磨き、自分でいいなと思い
まわりからも、信頼、ぜひこのままやろう、もっとやろうと
いっしょに、大きくなれる


システム開発でいえば、できる工程を広げていく。もちろん知識や
ノウハウをつけて、磨き続けるということが大事です
コンピュータという道具を使って、誰かのどこかの会社の仕事を
やりやすくするんです


これもつい先日の会議ではたと、気が付いたことがあります
当社では、「学びあう」ということ、寺子屋を原点とした
人間の成長ということが大事です、と言い続けています
そういうなか、自分にごく近い人が、「学ぶ」というのは
ベテラン→若手、だとか、管理職→担当の、一方通行ということは
やめたいですよね、と、ふれました


学びあうということの良さは「双方向」での学びがあるという
意味なんです。学びそのものに、一方通行だとか、硬直的な
といったことは、なじまないと考えます。もっとしなやかに
双方向で、いまなにをしなければならないか、はたまた
長期的にみたときどうなのか?誰かの立場をおもんばかったら
どうなのか?


そうした、柔軟かつしなやか、そうしなやかだからこそ、強い
つながりがあるなかでの、やりとりがある。大事だと思います


新入社員研修も2週間ちょっとたち、ひとつ節目を迎えようと
してると思います。毎年思うこと。新入社員を歓迎する気持ちは
自分たちに大きくあって、これが伝わっていると感じます
さて、そこを「点」でなくて、新入社員ご本人にとっては、スタートダッシュ
といっていい、つなげかた。きわめてベーシックなところでは
必要な知識をつけつつ、いい失敗を含む、大胆な一歩をふみだして
ほしいです。見守る私たちは、「今」何が大事かを忘れずに
ていねいに、見守りたいですね