話し合う

確か、高校生のころから、言葉を使うことの難しさを
思うことが、ときどきあります
言葉っていう道具は、なんて、誤解を生むんだ、言葉って
やつは、やっかいだ


言葉の定義というのは、人それぞれ、ちがうものです
ですが、言葉がなければ、そもそも、考えるとかできるのか
そういうこともあります
だから、一言、言葉で伝えればいいなんてことはなくて
一定の時間、いろんな要素をもって、相手に伝えていく
ということが大事だと、言えます


あなたは、私、であり、私たちにとって、大事な人です
このメッセージを伝えたいと、よく思います
社員同士、協力する。相手から学び、自分からも学んでもらう
そういうことが、よくできること、これがすなわち、いい会社だと
思っています


そういうとき、お互い、学ぼうということが自然にできるような
絆があること、それを、思います。実際、日本人はそういうことが
とてもうまかったのだと、思うのです。ですが、ずいぶんそれは
だめになってるとも、見えます
まず、兄弟が少ないのです。育つ過程において、相手のことを
思うということが、減ってるでしょう。似てる状況が作ることと
して、10代で、親や先生以外の年齢が違う人と、接するという機会が
本当に減ってると思います


だから、それだからこそ、他人から学ぶということが、今ほど
大事なタイミングはない、とも言えます
他人と相対して、やりとりして、「ああ、そうか」「これが大事だ」
と気づく。気づいたら、行動して、なにか自分でできることを
する。こういうことを繰り返さないと、なかなか、人間は成長
できないものです


成長こそ、ほんとに大事な、生き方と言っていいと思います


言葉を使うということも、成長してほしい要素といっていいと
思っています。話し合い、ですね。話し合いがうまくなる
ということを、社員の皆さんに繰り返しています


言葉を使って、お互いの意見を交換する、そういうことを
まずはトレーニングとして、してほしいと思います
できれば、違う立場、年齢、性別、などなど、自分と違うな
と思う人と、どんどんやってほしいと思います


さらには、感性を磨くということを、意識のなかに常にもって
欲しいなと思います。なにかを好きになる、そういう能力と
いっていい、感性ですね。感性を磨こうとしてる人と会話する
その楽しさ、深さというのを、感じてほしいと思います


若い人の成長には、あるステージを用意して、そこで思い切り
活躍するようにしてもらうのがいいのだ。このことを、あるとき
電車のなかで、聞いて、ほんとにそうだなと思いました


自分はそのステージを用意する、そういう役割をしようと思いました
半ばやっていて、でもまだまだだ、と、思うこと、しばしばです
そうした、ステージで、なにかをするということを、どんどんやる
そういう、気持ちを育てたい。成長するってことが、実感できる
そういう場を、作りたいです