自分の味方は誰か

京都聖護院のお坊様に教えてもらいました
御本尊の不動明王。なぜこわい顔をなさっているか
「まちがったことをした、そういうときに、しかってくださる」
「そう、そういう役割をするって、誰のことや」
「親ですね」
「ふん、だから、不動明王さんのこわい顔の向こう側は愛情たっぷりや」


実際のところ、不動明王さんの、役割をするひと、親が減ってしまってる
ということがありそうです
本気で叱ってくれる人ということ、そういうことができる親が
減ってしまってる。そこから、叱られたことのない子供が
いっぱいいて、まさに、思春期を終わらせられない、そんな
人たちが、いるように思います


2年ほど前、学生さんが内定したということで、お会いした学生の
お父様。「自分の子どもだと思って、鍛えてください」
そういう言葉を、いただきました


会社の経営者。中小企業で、毎年新入社員を迎えてるって
実際のところ、今の日本では少ないのだと、感じています
そういうなか、若い人にどう育ってもらうのかというのは
会社の大きな、課題と思っています


ステージを用意して、そこで活躍してもらう
そう思って、社内でのイベントなどを、企画してもらったり
ということを、しています


社内のイベントであれば、なにか、企画で足らないことが
あったなどというのは、次回につなげようね、という感じで
社外の方に迷惑がかかるといったことをしなくても
すすみます。ですが、本来、例えば、スポーツで
実際その人の能力が上がる、ということが、「試合」で
試されるように、お客様、他社へのなにかということで
やってみて、なんぼということがありそうです


自分に足らないことはなにか
そうした、眼がいつも必要だと思います


どうも、叱られるということに、慣れてない
慣れてないどころか、そういうことを、はじめから、ない
ものにしてしまう、そういう世の中の風潮ということに
ちょっと、待ったをかけたいと思います


自分はなにが足らないか
自分にとって、生き方において、どうすればいいのか
そうしたことと、向き合って、あなたに苦言を言ってくれる
そういう「父性」をしっかり受け止める自分になる
ということが、すごく大事なことです


不動明王のまえで、言いましょう
力強く生きると、誓いましょう
あなたの、自分のために、気づいてやることは