ハイジ

アルプスの少女ハイジ、アニメの作品が
2020年に再放送されました
その作品の、もってる、質の高さ、それぞれ登場人物の魅力
ストーリィのすばらしさといったことに、すっかりファンに
なりました。原作も読みました


ハイジという、真っ白で、純粋そして、人間のやさしさといった
ことを、持ち合わせた、キャラクターが、おじいさん、ペーター
クララ、クララのおばあ様、ペーターのおばあさまと、やりとり
して、成長もし、受け取った側の人も、気づき、人間の生きる
ということに、目覚めていくという、すばらしさ


一度は心を閉ざすように生きていた、おじいさんは、ハイジとのやりとりを
ひとつの、触媒として、周りの人ともまた、交流をはじめるという
すばらしさ


人間は決して、ひとりで生きていくことはできないのだと
この物語は教えてくれます。「アルプス」だから、わかる
生きることの大事さ、しんどさ、季節ということ


ここに、アルプスだから、と書きました。これは今、自分も
含めて、都会に住む、生き方への、ひとつの警告といって
いい言葉になります


山に住むという、しんどさが、ひとりで生きてるのではない
そういう、ことを、教えてくれる
人間は楽なほうへ、生きようという、安易なところにいようという
傾向がどうしてもでます
自然のすばらしさ、四季があるということを、感じながら
生きるすばらしさ。そういうことに背をむけてしまってる


おじいさんは、薬草の知識をもち、山にどんな草が生えてるか
どんな野草が食べられるのか、知識をもち、羊の飼い方、乳を
チーズにするなど、生きることに、必要なことを、もっています
だけど、それだからと言って、人と交流しないというのは
間違ってると、ハイジを育てるということを通して、学び直す
学びほぐすということ、を、するのです


高齢者、年配の人が活躍するということも、この物語の
すがすがしいことであり、もうすぐ60歳になるのかと自分のことを
思うと、はげみになります


クララのおばあ様は、その洞察力と、愛情で、クララとハイジを見守り
クララが元気になるのを、信じて応援する。ペーターのおばあさんは
ハイジが、賛美歌を読むということを、心からありがたがり
人の役に立てるということの大切さ、喜びを伝えています


年老いた人の、役に立つということから、子供は実際誰かの役にたつ
ということを、実践して、そうした経験が、どういうことにつながるか
自分の葛藤と、相対したときに、その意味をどう受け取るといった
ことになるか、知るのでしょう


ときどき、両親のほかに祖父母とも、いっしょに暮した
という人は、人間としてのやさしさ、について、なにかしら、意味を
知ってるといった期待をもちます。アルプスの少女ハイジを読み解く
ことで、その意味を、知ることができそうです


人間はひとりでは生きられない。そのことを、言葉でなにか
伝えるのでなく、物語で、自然と、そうなのだと、受け取れる
そんなふうな、すばらしさが、この作品にあります
なんという、ありがたい、ことなのでしょうか


アルプスの田舎と、フランクフルトの都会、といって
国で分けてないのも、素敵なこと、とも、言えそうです