いいものはいい

小林古径という画家の絵、またアトリエ、自宅を見る
機会がありました
絵というより、自宅がとても、いいなと思いました
それは、吉田五十八という建築家によって、設計された家
また、小林は吉田に、私の絵の世界から、どういう家が
いいか、受け取って、設計してくれという依頼(言葉は違うと
思いますが、大意としてはそんな感じ)をした、とのこと


吉田は、小林の絵をみて、それは、自然を大切にする心
だったり、日本の良さを感じこと、スケッチを丁寧にすること
などを、受け取ったのではないかと、想像しました


こうした、高いやりとり、ということにとても、あこがれます
人間はこうした、価値を感じ取る、感性というのを、もてるのだと
うれしくなります。


人の成長は、無限大、といっていいと思います
だから、学ぶこと、仲間と学びあうことだと、感じます
「仏法僧」ということを、思います
2年ほどまえだったと記憶します。法隆寺のお坊様の言葉が
新聞に載っていました。和を以て貴しとなす、これを
実現していくために、厚く三宝を敬え、三宝とは仏法僧なり


そのお坊様の解釈は、仏:目標、法:やり方、僧:仲間
と現代語に訳せると、なっています
「アッ」と思いました。これこそ、古典の読み方なんじゃないかと
思ったのです


「学びあう」ということを、社内で言っています。「学ぶ」
という要素、仲間とあれこれやることで、やりとりをすることで
学ぶということが、あると思っています。そのとき、一方が
上から目線、というのは、学ぶときに邪魔になります
「学びあう姿勢」があるということ。たとえ、後輩からでも
学ぶということがあるということ、大事と認識しています


いい、目標、いいやり方、いい仲間がいれば、きっとなんでも
できそうです
はい、それはなんでしょう?
いい目標、いいやり方、まだまだこれから探したりが必要です
さて、仲間は?いると言っていいかなと、感じます


いい目標。これ、まずはやっぱり成長ができる、ということで
追っかけてみたいと思います
先日、あなたの会社で、社員に求めてるものはなんですか?
という質問に対して、私は、社員が成長することが、社員の幸せと
定義すると、答えました


成長できる仕事が、いい仕事。その仕事を通じて、会社も発展する
このことが、はずせない、やることだと、思っています


自分は50代の一番上になっています。50年ということを、振り返って
だんだん、仕事の変化があり、人の意識の変化があると、感じます
生活は豊かになった、だけど、子供に寄り道もさせられない、そんな
世の中になりつつある。ここに、大きな課題といったことを
感じます


いいものは、いいと感じる、感性をもってほしい
学びあうということを、日々、やってほしい
仲間を、大切にしてほしい。そこから、進んでいける道が
見えてくると、思っています