鎌倉を歩く

何度目か、忘れてるけど、横浜の氷取沢、もしくは
上郷の森の家といった場所から、鎌倉の天園をめざします
今回、氷取沢から歩こうとしていて、洋光台からのバスを
ひとつ、バス停を間違えて、金沢動物園の入り口から
歩くことになりました。
動物園には、自然公園が隣接されていて、その林をぬけると
横浜横須賀道路がみえて、その高架沿いを歩くことに
なります
せっかく、自然のなかを歩こうと思ったのに、高速道路の高架を
見ながらしばらく歩くというのも、ちょっと残念ではあります
でも、鳥が鳴き、木々の様子なども感じながら、歩きます
そこを抜けて、坂道をあがり、森の家からの道にはいると
天園、近いなと感じます


天園に入り、また降り口としては、明月院の近く、建長寺の奥
覚園寺の近く、瑞泉寺の近くと、鎌倉側ではあって、天園から
北に向かえば、横浜につながっています


その日は覚園寺の近くに降りるつもりでしたが、ひとつ、住宅街が
みえたところで、山道をでてしまったら、ちょうど、覚園寺
瑞泉寺の間の、道をたどると、永福寺(最近、整備されて
スマホをもっていれば、VR画像で往時の様子がでてくる)
の近くに、でてしまいました


瑞泉寺覚園寺は、両方とも鎌倉のなかで、見ごたえがある
寺として、私はかなり好きです。覚園寺の仏像たち、今回は
詳しくは描きませんが、立派な薬師三尊像です。瑞泉寺の庭園
そして、四季それぞれに、咲く花たち。とてもいいです
作家が、好んだということも、わかる気がします


その近くに降りてきて、普段、駅からきたときは入らない
鎌倉宮前の蕎麦屋さんで、食事をとりました。私の好きな、信州そば
とはちがって、香りが少ないななんて思いましたが、歩いた後
おなかもすいていて、おいしく食べました
さて、珈琲でもいただいて、くつろぎたいと、思って
「Kaeru」カフェにお邪魔しました


このカフェの素敵なところは、まるで、親しい家の応接間で
珈琲をいただいてるような、親しいから、ぜんぜん気を遣わない
それでいて、珈琲はおいしいし、サンルームからの庭の
緑は、気分をよくするし、ってな感じのコンセプトです


ブレンドが、さわやか系(名前を忘れました、確か、鎌倉の
場所でした)と、渋い系、これは確か、「北鎌倉ブレンド
とふたつあるのも、うれしいところです


天気がよければ、庭でいただくのも、とてもうれしいことです
大きい、山桜や、季節の木々。そこからそよそよと風がはいって
来る場所で、いただくコーヒーは、すっとさせてくれます


鎌倉を歩くというのは、実際、一日だと、隅から隅というわけには
いかないですが、一日、3時間なりかけて、歩けば、古寺の静寂を
味わい、花々に出会う、気持ちを落ち着ける時間が作れます


自分は、鎌倉からそれなりに近い、自転車なら1時間?というところで
生まれ育って、鎌倉の道は自転車で覚えた、思いがあります
そういう、「なじみ」の街だから、リラックスできるということ
もちろん、「古都」という雰囲気をもつこと、いろいろ魅力はあるのです


親しくなった人を、鎌倉に案内して、話をするなんて、素敵な
過ごし方です