自転車の話

小学生だったり、中学生のとき、自転車が友達だった
ということがあります
ときどき、自転車でちょこっと遠くまで行くのが
好きでした


どのくらい走ったでしょうか
それでも、私鉄の駅、5個分とか10個分くらいでしょうか


横浜は坂が多いところです。坂をのぼって、下るときの
爽快感。ときどき、坂をのぼっていったら、ちょこっとだけ
海がみえたりして、そんなところが、横浜の風景の
いいところといってもいいかもしれません


どのくらい遠くまでいけるか?一度だけ高校時代だったか
箱根まで足をのばしたことがありました
疲労がたまって、どんどん、スピードが落ちて、帰るのが
夜遅くになりました


どこまでもいけたら?
それは今も続く、自分との対話、生きてるということの
疑問をぶつける相手、時間という不思議なものへの、問いかけ
でしょうか?


そんななかで、鎌倉は、自転車で覚えた街といっていいかも
しれません
上大岡からいくなら、目の前の鎌倉街道を走って
日野、公田、京浜女子大前、北鎌倉、といって
八幡宮前にでます。およそ、1時間だったように
思います


鎌倉は小さい街で、自転車でまわるのには
都合がいいということが、いえそうです
瑞泉寺覚園寺、妙本寺、そのとき、覚えたのだと思います
瑞泉寺や、妙本寺がいまでも行って、その静寂を味わうのに
いい場所だというのは、とてもうれしいことです


ご当地小説の、小川糸、「ツバキ屋文具店」でありその続編の
「キラキラ共和国」には、鎌倉のいいところがでてきてうれしいですね
妙本寺も、おそらく作者も大好きなのでしょう
鎌倉のお寺のいいところがつまってるといっていいかも
しれないです


自転車は行動範囲をひろげてくれる、ツールでした
だから、なにかしら、頭の中のスイッチがいれかわるような
そんな気分転換をさせてくれる、ものでした
自転車はシンプルでいいですね
自動車に乗るようになって、その行動範囲はもっと広く
なったかもしれないですが、いつも渋滞があり、いつもお金を
払わなくてはならなくて、駐車場のことをいつも気にしてる
そんなことが、ちょっと気になりますね


人間って、ときどき、頭をからっぽにして、ふらふらしていたい
ということがあるのではないでしょうか
10代のころの自転車はそうした、時間を作ってくれる
そんなツールだったと、思い出します


今はどちらかといえば、歩くことが、頭のスイッチを切り替える
そういうときに使う、やり方になっています
歩くということが、私の身体のいろいろを、いい感じに整える
そういういいものに、なっています