友人、酒、うまいもの

お酒を、なにをいただきながら、飲むか?
というのは、お酒を楽しむ人には、大きな楽しみ
といっていいことなんですね


和食、ということでいえば、刺身、焼き魚、煮魚、つまりは
海鮮のものが、浮かびますね
先日は「ちぬ、クロダイ」を酒蒸しにしてみました
鯛、だったり、白身の新鮮な魚を、あえて、刺身でなく
酒蒸しもいい、煮魚もいいのですが、火を通して、食べるのは
やってみればわかりますが、刺身とはまた別の世界が
広がるといっていい、楽しみです


刺身は、もちろん、新鮮な魚を食べる、シンプルで、うまい
やり方なのですが、火を通すことで、うま味は活性化され
そして、やっぱりお酒に会う、つまみになります


これは実際、魚に限らないということも、言えることかな
とも、思います。たとえば、野菜のきゃべつ。きゃべつは
ナマでも、蒸して、であるとか、炒めたり、ゆでたりしても
うまい、万能選手といっていい、野菜でしょう。そのきゃべつ
新鮮なら、ばりばりと、ナマがいいと思う人多いかもしれません
だけど、鍋にいれる、だとか、お好み焼きの、いわば、基礎を
担うといっていい、うまみをもっています


貝の類も、刺身もいいですが、火を通すというのが
すごく、うまみを活性化させます。その最たるものが、「牡蠣」
と思います。いつかも、生ガキのうまいのに出会って
「ナマ」のうまさを再確認したと、このブログにも書きました
そういう面はあるにせよ、殻ごと、火をとおして、だったり
もちろん、カキフライにして、といった楽しみができるのは
ご存じの通りです


日本人の料理というのは、本当に多岐にわたってると
いっていいですね。魚介類の調理法、またその食材の
豊富なこと。野菜、肉ももちろん使いこなす
「焼く」「煮る」に加えて、油を使って、揚げるといった
ことも、非常にうまく使います


前に明治に、日本にきた、大森貝塚で有名なモース博士は
日本人の、食材の広さ、その調理の巧みさといったことを
本に紹介しています
魚介類でも、魚に留まらず、エビ、イカ、貝を巧みに料理して
食べる。海藻も食べると、記しています


日本人、「ずっと食べ続けてきたもの」というのを、大事に
するということも、いいこと、大事なことといっていい
かなと思います


この秋、やっと少しだけ、友人とお酒を酌み交わし、自分の
思いを語り、相手の話を聞くという機会を復活させています
人間は、火を囲み、食べ物をこうして「共食」といったことを
してきたからこそ、コミュニティを維持して、きたのだと
やってみてい、しみじみ、思います


やっぱり、ただ、言葉で相手となにかを理解しあおう
というだけでなく、食事をともにするから、気持ちが近くなる
そういうことを、やらなければ、人間の心がしぼむと、感じた
会食の機会をもつことができました


ともに食べて、お互いが元気なことを、確かめあい、そして
これからも、元気で、活躍しできれば、お互いプラスになる
なにかを、いっしょにしようと、誓う。
これは、はずせない、やるべきこと、ですね