田舎暮らし、都会暮らし

2月に、NHK 趣味どきという番組で、小川糸さんが登場し
東京と、八ヶ岳で、暮らしていて・・・という内容に
小川糸さんの小説の世界とも、つながっていって、あこがれます


例えば、こんな感じ?
ツバキ屋文具店の続編、きらきら共和国のなかで、主人公の鳩子は
隣のおうちの敷地で、ふきのとうを、つませてもらってそれを
娘といっしょに料理する、楽しい場面がでてきます


これは、鎌倉という設定なのですが、八ヶ岳だったら、おうちの近くで
そうできるのかなとか、想像します


八ヶ岳は、東京から結構、近いということもあって
いっとき、マイブームというか、何度か行きました
そして、やっぱり「山」ならではの、景色だったり、気候が
あって、いいなとは、とても思う場所です


都会に暮らして、長いです。というか、一応生まれ育った
横浜の南側も都会にいれておくと(ちょっと微妙だけど)
ずっと生まれてから、都会暮らし、都会で仕事するということが
続いています
だから、というか、田舎、(なにをもって田舎というか?
少なくとも通勤圏じゃない(最近これも微妙になってきた)とか
「山」がみえるとかかしら)
にとても、気持ちが向くときがあります


池大雅与謝蕪村の競作の、十便十宜図というのがありますね
田舎暮らしが、便利だし、いいことがいっぱいあると、うたってる
わけです
これも、田舎暮らしがいいなと、思わせてくれるひとつになっています


ただ、十便十宜図の舞台というか場所は、京都で、京都の田舎は京都の市街に
とても近い、とも言えます
もっとも、江戸時代、徒歩か、馬くらいしか、なかったとなれば
それなりに、時間はかかるといってもいいかも、しれません
そう、京都の嵯峨野にいくと、ここは、お公家さんの別荘でという
説明があって、そう、近いのですよね


小川糸さんの世界がとてもよくて、きらきら共和国、そして、食堂かたつむり
つづけて読みました


世界があたたかい。
実際のところ、今、世の中が世知辛いでしょう。少なくとも私が10代とか
20代を過ごした、1970年代とか80年代に比べたら、相当世知辛い
おそらくは、20年前くらいでも、はっきり、そうなんじゃないかって
感じがする


そして、おそらくは少子化の影響が大きいのでしょう。そこに生きてる
いまの20代とか30代の人の、なんというか、気持ちだとかいろいろの
迷っちゃうような、そういういろいろ。
なにかしら、手伝っていきたいという気持ちをずっと持っています


それはそれとして、小川糸さんの世界
気持ちを少しやわらかくしてくれるような、世界をみせてくれたと
感じます
そうした、感じが、もしかして、八ヶ岳で過ごすことに、つながっていく
のだったら、やっぱり、ちょっとまねしてみたいですね