日本人のいいところ、弱いところ

デジタルについて、日本人は弱いともいえる
新聞だったり、ノウハウ本だったりの、記述にふれて
なぜか?と思うことしばしばあります


ひとつには、今のコンピュータ関連の技術は
欧米が発祥ということがあって、欧米の言語、欧米の文化が
背景にあってのことということが、あげられそうです
まずは、「言葉で伝わるのは、限界がある」という
認識が、欧米の言葉だったり文化をもつ人がもつもの
といえると思います


一方、島国で単一民族に近い様子で、千数百年の歴史をもつ
日本は、その言語において、「伝わるもの」ということが
あるのではないかと、思い当たります


民族、文化といったことがばらばらな人が住むのが
普通の国単一民族で、文化を共有する人が住む国
ちがってあたりまえは、たくさんありそうです


デジタルななにかで、という場面で2年ほどまえ
気が付いたこと。おそらく欧米の人の感覚だと
システムがあるとすれば、システムでできることと
できないことは、きっちりわかれてる
日本はというと、システムで、いったんできないと
伝えても、「そこをなんとかせい」といったことを
やってる・・・非効率といえばそうだけど
そういう、もう一段ちがう回答というのを、求める
「伝わる」ということが前提だからじゃないかと、感じるのです


実際のところ、マニュアルのとおりにしかやらない人
というのは、日本では、仕事ができない人という
認識があったりします
マニュアルのとおりでなく、特別扱いをしてこそ
いいんだといった、なにかがある
もうひとつ、特別扱いをするから、相手が満足する
といったことがありそうです


日本のビジネスの世界でも、ベースに「お願い」があって
そのあいまいさを、どう、着地するのかということが
話題のひとつになったりします。欧米の考えだったら
やるかやらないか、ゼロかイチという分け方だけど
日本では、そうでない、グレイ部分をどうするということが
多いのですね


日本で、世界で、少子化ということがあって、若い人をどう
育てていくかというのは、大問題といっていいと思っています
いままでのように、日本はこうします・・・これが通らないとしたら
どちらかにあわせるという場面は増えるのでしょう
ですが、だからといって、日本のいいところを、全部すててしまう
ような、安易な分け方というのは、いかがなものか


日本人の勤勉さ、「和」を重んじる、また「命の尊重」という
コンセンサスがある社会というのが、素晴らしい価値と
思うのは、なにも日本人だけではない、いいえ、日本人以外だから
素晴らしいと気づいてることとも言えます


コンピュータは、インターネットは、世の中をどんどん
変えてるといっていい。日本人が活躍し、日本人の良さを
感じることを、もっと前面にだしていいと思います