抽象と具象の経営

ビジョンをだすことが、重要と言われ
抽象的なことを、言って、ビジョンだとだしてみる
いいえ、抽象的なことしか、言えないということが
実情かもしれません


当社は、人材育成が、経営の柱です
こうした、ものいいは、もちろん、嘘ではないし
抽象的とも言えて、耳に心地よい


はたして、たとえば、いま社員の誰かが参加してる
プロジェクトが、人材育成に適しているのかというと
議論を待たないと、なんとも言えないといっていいでしょう


人材育成を柱においてるのに、大切な社員が
参加してるプロジェクトが人材育成にいいというのは
どうなのかって、どうなんだ?


少しずつ、やりながら、実現しなくてはならない・・・
そういう、理屈で、自分で自分を納得させてるときが
あります


「『抽象⇔具象』トレーニング」 by 細谷 功


によれば、具体化というのは、固有名詞と数値を用いることだ
といいます


そうなんです。いままでも、会社の決算の反省には、文章より
数字で、残すということを、思いました
そして、目標というのは、抽象的な言葉でなく、何をどれだけ(数値)で
やるということを、しなければ、動かないという感覚がびっしり
頭にあります


少しずつ、会社の社員の人数も増えてきました
そういうなか、あらためて、ビジョンということの
必要性を、思います


「何を(固有名詞)」「数値でこのくらいやる」といった
目標といったことは、担当者であり、担当者を導く人が
考えてもらうことにして、経営者はどんなことを
言うのか?


そうなると、やっぱり一定のところは、抽象的なものを
だすということになるんじゃないかというのが、今の答えです


2年ほど、SDGsという例の目標をちょっと利用しています
たとえば、わが社のインターンシップです
授業みたいに、SDGsというのを、あれこれ考えてみようとやります
インターンシップに参加してくれた、学生さんで
こちらの意図を汲んで、あ、長澤さんの言うようなやり方で
SDGsをあーでもない、こーでもないってやってみると
なんか、難しいと思っていた、SDGsが身近なことにくっつけられると
思えましたと、感想を言ってくれました


抽象的ななにかを、身近なことにつなげてみる
そういうトレーニングというのも、抽象と具象を考えるときに
ときどきやってみるのも、頭の体操にはなりそうです


ただ、多くの場合がそうのように、なにか抽象的なことを
考えなくてはと、掲げておいて、サンプルみたいに
これはこういうことと、置き換えだったり、見える化といった
ことをやると、あたりまえですが、自分が理解できる部分だけ
掬い取るということをするのだと、自分え覚えておかないと
やっぱり、こわいことです