会議のいいやり方

若いときに、会議というのが、苦手でした
会議というのは、自分より職位の高い、いってみれば
おじさんたちが、現場のことあんまり知らないのに
これをやれ、あれをやれと押し付けてくる場所と
思いました


これ、若いときの自分の勝手な思いだというのが
今になると、わかることがあります
なぜなら、だいたい、経験がなく、まだ会社がどういう
意思決定をするかとか、どういうしくみで収益を
生んでいるのかというのを、理解もできずにいた、状況で
少なくとも会社として、そのポジションとしてどう
するというのを、よく知ってる、有識者である上司が
これをやってくれ、というのを指示してるのですよね


これ、ほんとあたりまえなんですが
目の前の現場でなにをする、預金を集める、ローンを
売るってくらいしか、頭にない担当者が、会議が
いやなんていうのは、なんたる、早くいば、おばかさんですね


さて、今会議を主催する立場になって、まずは
会議をやって、どうしてほしいのかといえば
情報をとって、「気づき」を持ってねという気持ちです
情報をとる。自分以外のプロジェクトではなにが起こってるのか
仮に、そのプロジェクト推進するのに、問題があるとしたら
なにが問題の原因でどうやって、リカバリしようと
しているのか?


そういうことを、気づいてもらうそんな会議に
しようと、グループディスカッションを中心に
「話し合いをうまくなろう」ということで進めてる
つもりです


ただ、ちょっと今日反省というか、ふりかえっていて
はたして、意図どおりにいってるかというと、「うーん」
とうなってしまうかな、という感覚があります


仮に一番上に書いたように、まだ経験等ほんとに
少ない社員だったりすれば、やっぱり、こちらの意図というのは
すんなりは、うけとりきれなくて、あれれとかやってる
まあ、2年、3年と経験積んできてという感じだとすれば
やっと、自分の意見っぽいことも、少しは言えるし
そうなると、ディスカッションも自分事で取り組めるかも
しれません


なんどか、会議において、ワールドカフェというワークショップの
手法をとりいれています
これ、4,5人ずつテーブルに座り、まるでカフェにいるときの
ようにリラックスして話をし、そのテーブルでひとりを残して
いわば、「他花受粉」のように、他のテーブルにいって、その
テーマを話、それを2度とかやって、もとのテーブルにもどって
どんな話の展開かを、また共有するという、やりかたを
やったことがあります


これは、ワークショップのひとつの、理想の形といっても
いいかもしれません。そして、やってみて、効果が高いようにもっていく
のには、テーブルに座るその時点、そしてテーブルにいる間に
そこにいる人同士の関係性がよくなるというような、状況、もともとの
人の持ってる要素というのがあって、いいものになるということが
ありそうです


実際、ここがとても大きなポイントで、ワールドカフェやってみたけど
うまく話をもりあげるとか、うまく自分として、入り込めなかった
そういうことがあるとしたら、関係性をよくするということで
うまくいってない、ということが、想像されます


このあたり、どんな会議でもそうなのですが、仮にディスカッションの
なにかしらの要素が入って、ということがあるとすれば、参加者同士の
関係性のことは、かなり大きい要素だと、言えるでしょうね


そういう意味では、参加してくれる人のひとりひとりの様子を
良ーくみて、ちょっとでも関係性を深くするような工夫をしたいと
思うのでした