白身の魚

あこう、という魚の一本釣りをしてるという
愛媛県の漁師が昨日、NHKの番組に紹介されていました
そして、あこうを食べる、シーンのその白身の弾力ある
身のうまさ。もちろん「テレビ」でみただけですから
想像ですが、うまい、これは、なかなかない食感、食材だと
ほめています


「エミリの小さい包丁」 森沢明夫の最初の料理が
カサゴです。とれとれ、まさに自分もやったことのない
つりで、今釣ったカサゴを、おじいさんが、お作りであり
みそ汁にしていく、そのうまさに、感動する主人公


白身の魚のうまさというのは、ときどき出会って、感動する
ということがあります
ときどき、思い出すこと。横浜に残ってる唯一の漁港、柴漁港の
直売所で、ざぶとんがれいといわれる、ひとかかえほどもある
カレイを買ったのです。家にもちかえると、母がこれどうやって
さばいていいかわからない・・・となり
そのとき、行きつけだった、小料理屋の主人に頼んで、さばいて
もらいました。そのカレイの刺身のうまかったこと


魚は鮮度だと、いいます
もちろん、実際、刺身の熟成といった話になると、「一日もの」といった
言い方もあるような、うま味のふえるようにして、食べる食べ方も
あるようですがね


白身の魚で鮮明なのは、もう20年ほども前ですが、そのとき
親しくなっていた、仕事のつながりと、プライベートも仲良かった
二人と、私の自宅で「いえ飲み」やろうとなって、そのひとりが
つりたての、やっぱりカレイでした、もってきてくれました
それを、甘辛く煮付けたのですね。これが、酒のあてに
うれしい、つまみになりました


もうひとつ、白身の魚のうまい話
伊豆、熱川でえ、学生のときの、打ち上げパーティでした
(クラブの役員の打ち上げだったと思う)ちょっと豪華に船盛を
頼んだ、そのときでてきたのは、食べきれないくらい、どかっと
でてきた、クロダイの刺身でした。食べきれないかと
いいながら、箸が止まらないとはこのこと、ほんとにうまかったのを
思い出します


一番最初にだした、NHKの番組は、うまい映像といっしょに
スタジオで、その食材を食べるという、流れをやっています
ますます、食べたくなっちゃうということもあるのですが、
食材をテーマに番組を作るなら、メインのしゃべる人が食べないと
なんともならない、ということもありそうですね


今、世界中から日本に観光客がきて、その多くの人の目当ては
食べることだと言います。今日は魚の話をしましたが、その魚の
うまさは、日本の漁港のインフラ、つまりすぐ冷凍できる倉庫が
あるとか、そうした、魚を食べる文化を支える、いろいろが日本には
あるのだということを、覚えておきたいと思います


魚といえば、「伊豆」で食べたといった、思いが、私は結構あります
海の近くで、その場所だから食べられる、そうした料理をいただく
これは至福といっていい、喜びですね