どうする家康

「どうする家康」のドラマで、家康の古くから仕える
家臣、石川数正が存在感を放っています
演じる所の、松重豊は、たまたま知ったのですが
私と同じで、今年還暦だそうです


松重豊は、いろいろ、ドラマとかでは名わき役の感じで
出てるのは知っていました。特に、「私たち老後の資金が
ありません」では天海祐希の相手役として、優しい人を
演じていました


この老後の資金がありませんで、競演した、草笛光子
天海祐希を褒めているシーンがあります
「普通の主婦」っていう役どころを演じるというのは
難しい。天海さんはよくやってる
これ、実際相手役の松重豊にも、あてはめても
よかったのではないでしょうか?


リストラがあり、道路工事の監視役といった、仕事もするような
いわば、三枚目であり、社会の今のある割合の人の悲哀といった
感じを演じる、いわば、普通の人
そして、学生時代の友人から誘われて、また仕事でも
曲がり角がくる


家康より年上の側近として、大森南朋演じる所の
酒井忠次といっしょに、石川数正は、いい感じがありました


ドラマのまだ3,4回目。このブログにもとりあげましたが
「お手打ちを覚悟で申し上げます」「織田につきましょう」
みたいな、シーンは、心を打ちました
お家のため、家康のため、命を投げ出すのは構わない
それは、リーダ冥利につきるといってもいいことでしょう


家康がなぜ天下をとれたのか?この一つの答が家臣団に
あったと、よくいわれることです
酒井忠次石川数正は番頭役というか、前半のそうした家臣の
重臣としての役割をみせました


これから、本多平八郎、井伊直正、など、若い人が
伸びていくということになりそうです
また、家康はそうした、家臣を使うのがうまかったのでしょう


どうする家康は、タイトルがそうだしているとおり
家康は、すごいリーダというより、いつも悩める、人間らしさ
といったことがでていて、面白いといっていいです
人間らしく悩むから、親近感もわく、そうした人が大きな仕事を
したんだと、思えば、勇気もでて、なによ、自分だって
大一番、活躍してやるぞという気持ちがわいてくる
そういうふうな、意図もあるのだろうと、思います


リーダという役割は、そのリーダの個性によっていろいろで
面白いということがあります。ただ、いっしょにいていいリーダ
というのは、相手のいいろことを引き出すのがうまいリーダ
ということがいえるのではないでしょうか?


河合隼雄先生の著書を読むと、相手の何か気持ち、思いを
引き出すという時「聞く」「傾聴する」そして
傾聴しながら、自己一致してるということが大事だと
でてきます
この同時にやることの難しさ
でも、実はできるときというのが、何度かはあるのだとも
思ったりします


このチームで成果を出すんだ、そう誓ったら、お互いのいいところが
でるように、工夫しあう、そういうことが必要といっていい
でしょう。一番は、やっぱり傾聴なんだろうと思います
それから?おそらくは傾聴がしっくりできたら、見えてるものと
想像します