ドラマに登場する、裏の存在

大河ドラマ、今やってるのは「どうする家康」という番組ですね
このドラマをみながら、ときどき、でてくる戦国時代を生きた
戦国武将とつながり、遠くにいる、だれそれは、こんなことを
してるなどと、情報を伝えてる、人たちのことが少し気になりました


2年ほどまえの「麒麟がくる」では、旅芝居の一座として
存在感をだし、ときに、将軍、関白とつながり、その相談役と
いってもいい役割をしたりする
面白い存在です


なぜ、そうした存在がいたのか?ひとつには、十六世紀あたりまえ
ですが、公共の郵便なんてない、もちろん、メールもLINEもない
遠くにいる存在をどうして、知るのか?
人から人の、口伝えしかない


しかしながら、そうした、人が伝えるということが、ある、世の中では
想像力だったり、洞察力というのは、鍛えられたのではという
考えもでたのです


言い換えれば、今、なんでも通信手段があって、どうかすれば
24時間連絡がとれる、そんな世の中は、人間の想像力は衰えるといって
いいのではないでしょうか


ストーリィテラーとしての立場であれば、主人公の武将がいて
その家臣がいて、ときに裏切りがあり、ときに、また、下剋上
だったり、市場経済といった流れ、鉄砲をはじめとした
戦い方の、移り変わり。そうしたものがあるなかで
たとえば、商人と、武将をつなぐ役目をするだとか
武将に、あることを、気づかせるパイロット役だとか
そうした、表の存在を、なにかで支えたり、壊したりする
ウラの、カードとして、でてきます


今回、家康の三河の国に、ある寺にいたかと思うと
巫女の姿になって、武田信玄にもとに、いる
そして、信玄に家康とは、どんな人かと問われると
その洞察力を用いた、見解を言う
おそらく、信玄はそれを、信じるのです


戦国武将のスターはいろいろいますが、武田信玄は相当大きな
存在ともいえるし、面白いともいえます
その影響は、たとえば、地名だとか、ゆかりの地がいまも
多いなんてことからもわかります
せんだって、信玄とライバルだった、上杉謙信の治めたところに
近い場所で、謙信さんの、固有名詞がでたら、私たちの土地は
謙信さんの、おひざもと、みたいな言い方をした人がいて
はあー、っと感心しました


高校時代に、社会科の先生は、今(そのときは昭和の時代)でも
明智光秀の領地だった場所で、光秀は呼び捨てなんてことは
ありえない、「光秀様」だと、言う話を聞かせてくれました


家康の生涯をたどるときに、織田信長だったり、武田信玄
そして、今川義元の影響というのは、見逃せないでしょう
武田信玄がどうからむのか、これから、ドラマのみどころの
ひとつでしょう