夏の野菜

彼岸が近くなり、そろそろ、「暑さ」とも離れられるのかと
思うと、ほっとする反面、ああ、今年も夏が行くのかと
ちょっと寂しい気持ちにもなります


夏のひとつの過ごし方として、今年は野菜を言ってみました
トマト、なす、枝豆です。どれも我が家の食卓には
欠かせない野菜といっていいです。


メルカート神奈川という、野菜を直売してくれる店に
ときどき行きます。鮮度のいい野菜というのはそれだけで
価値あるなと思います。枝豆、トマトなどとれたてのものが
食べられます。枝豆、とうもろこしはその日の朝とれたものが
並んでいます


都会育ちの自分は、とれたての野菜というのに、ほぼ縁が
ありませんでした。ですが、料理が好き、農家に縁がある
人と知り合ったりすると、ほら、とれたての野菜だよと
言って、食べさせてくれることがあって、この鮮度ということに
目が開かれることがあると、わかったのです


野菜ということが、ひとつの暑さであり、夏を過ごすやり方
なんだということ、今年は意識してやりました
自分で整える食卓には必ず、野菜をだしました


暑さで、身体が疲れを覚えるなか、食事はしっかりとる
これを、バランスとるひとつのやり方として、守る
そんなふうに、夏を過ごしてみました
しかし、今年の夏のように、気温の絶対値が恐ろしく高い
ということが続くというのは、ちょっと身体に無理がきて
しまうということが、ありますね
今年、猛暑日の数もすごいですが、昨日の天気予報では
真夏日猛暑日を含むでしょう)、8月は31日、つまり
30度にならなかった日は一度もないということでした


おいしい野菜は、どんなふうに食べてもおいしいのですが
やっぱり「ナマ」で食べられるものは、ナマで楽しみたい
と思います


そこで、サラダで食べることも多いのですが
サラダ、野菜だけ、となると、やっぱりバリエーションが
ほしくなります
そこで、じゃこだの、かにかまだの、ときには
ハムを細かく刻んでだとか、やってみます
こうした、トッピングを楽しむというのは、サラダの
ひとつの楽しみといっていいかなと思います


おいしく野菜を食べる、それは野菜のいいところを引き出す
ということですね。いいところを引き出す
それはひとつには「合わせ技」ってことかなと思います


なすは、油ととても相性がいいんですね
今年は、なすを素揚げにしたり、焼きひたしに
したり、またフライにしたりと、楽しみました
なすみそ、っていう、ナスをいためて、そこに
梅肉、みそ、おおば、かつおぶしをまぜる
いいおかずがありますが、これも、なすの楽しみでしょう


こんなふうに、単独、ナマのおいしさもいい
だけど、なすなら、油とかいっしょになることで
その良さがでてくる、こんなことも料理の楽しみと
いっていいでしょう


夏の暑い日。とても外でなにかするというのには不向き
だったら、ちょっと時間をかけて、野菜と向き合ってみる
そんな時間もいとしく思うのでした