手紙が好きです

だいぶ前のこと、確か新聞の誰かのコラムにて
手紙を書くことがいいことだと、描かれていて
その理由のひとつが、手紙を季節の花にふれて、最初に
書くということがあると、そしてそういうことが
自然と、意識して、花が咲いてることにも目を向ける
ことになると、書かれていて、なるほどと思いました


季節の変化を、親しい人と、話してるのはいい感じですね
そのくらいの、余裕となんというか、周りのことに気を
配れる状態で、いられたらいいなと感じます


ひとつには、世の中が効率重視、スピード重視に
行き過ぎてるということがありそうです
人の配置もぎりぎり、スピードが優先、利益が
優先。


社長という立場で仕事をしていて、利益が大事なこと
そのためには、やっぱり人件費は抑えたいということ
そういうことは、理解できてるつもりです
ですが、どういうところに手間ひまをかけて、当社と
お付き合いいただける、相手の会社の人に満足度を
高めてもらうのか?そういう観点は忘れずに、
この場面、効率をはたして求めていていいのかという反省は
ほしいと思います


手紙を書くのが、好きです
親しい人の顔を思い浮かべて、その日感じたこと
どこか旅先で出会った、美しいもの、楽しいことを
共有するのが好きです


旅の良さは、非日常のことに触れることですね
そうすることで、気分が変わり、毎日のなかで、うもれて
しまってることを、思い出したり、逆に、忘れていいことを
一段引き出しの奥にしまうように、してみたりは
いいことだと思います


そして、相手と共有したいような、出来事をしっかり心に
留めておくという、そういうことを、したらいいと思います


一期一会、という言葉について、ときどきいいな、これこそ
一期一会ではないかなと、思うことが、ちょっとずつ増えてきた
そんなふうに思います


誰かと、楽しく話したこと。これ若いときにはずっとこれからも
同じことがくりかえしできる、と思い込んでいますが
そんなに、簡単に同じことなんてできないですね
相手があれば、相手にも都合がある。もちろん、物理的に場所が
離れていれば、それはもう、会うということだけで貴重な
時間になります


ゆったりした気分で、なにかをすること
できれば、一週間に一度はそうした時間をもつということが
たとえば、忙しい仕事をしていても、いいえ忙しい仕事を
するからこそ、大事な、必要な、時間だと言えると感じます


そうしたゆったりした気分で、仲のいい人と、なにか
いっしょにできればいいのですが、そうそうは頻繁には
できなそう。だったら、手紙でいわば、時間差でなにかを共有
することが、あって、それは大事な共有のことになると
感じるのでした