居場所を作る

居場所ということが、ときどき気になることが
あります。自分が存在して、いいという場所がある
ということ、大事なことです


仲間がいるということが、ひとつの在り方と
いっていいですね。仲間とはなにか。それは受け入れて
くれる人といっていいかもしれません
受け入れるって、どういうこと?お互いが、一定以上
気持ちを開いていることとなるかなと思います


会議の最初だったり、研修の最初に「アイスブレイク」
といった時間をとります。上記に書いた「気持ちを
開く」ということのために、作った時間です


気持ちが開いていると、なにかやってみようかなと
思います
気持ちが開いていると、相手がいれば、その人に
関心がでてきます
気持ちが開いていると、自分の目に映った、出来事
目に映った、きれいなものに、心が動きます


こうした、気持ちが開いている、見えたものに
心がついていってる、そういう状態をキープするって
大事だと思います


なかなか、気持ちを開けない・・・
これも、都会に住んでいて、やりがちなこととも
言えます
なぜか?まわりの人はとっても忙しそうで
他人に配慮するとか、周りの人に関心をもつとか
一切なしで、生きてるように見えるのですね
この見えるって、大きなことで、実際、どんな人も
ひとりでは生きられないので、誰かしら、どっかしらの
つながりを大事にしたりしてるのですが、すれちがったくらい
だとそれは見えてきません


都会というのは「つめたい」とも言えます
そう、すれちがったくらいだったらい、放っておかれるし
関心の持ちようがない


いいえ、最近は日本の地方の街とかだってそうなのかも
しれません。よっぽど、過疎といったら失礼ですが
ひとつの村で数十人とかの存在だったりすれば
別かもしれませんがね


さて、居場所
居場所、ぜひ作ってほしいと思います
さしあたって、社内の居場所です
まずは、やっぱり、「話してみる」「聞いてみる」
ということからはじめたいと思います


当社では、管理職が入らない「班」というグループを
作って、わざわざ、月一回の会議のときに、基本先輩が
後輩のやってることに耳を傾けるということをやっています


まさに居場所を作ってほしいという、意図とも言えます
このアイディア、「ANAの育て方」という本から
いただきました。効率化の名のもとに、シフトを組むというのが
どんどん、ばらばらになった。フライトのたびに違う先輩と
組むというのが、普通になったということ(もう数十年でしょう)
そうなると、なかなか人間関係が育つのに時間がかかる
そこに危機感をもった、会社は「班」というグループを作って
わざわざ、会食したり話したりの機会をつくるようになった
とのこと


こうして、居場所をもつということが、なにかあったときに
あの人に話してみようという、流れを作るということ


あるとき、社員のひとり(ベテラン)がつぶやきました
今の若い人(感覚的に平成生まれ)は、10代とかに
親以外の大人と話すってなかったのではないか・・・


これは実際、ほんとにそうだと思える事象がたくさんあって
ありゃありゃという感じのことです
だったら、これからでもぜひ、やってほしい
年齢差、だったり、立場、経験の違いを超えて、話してみて
ほしい
そこから、気づきがあるということが本当に大事なことと
思います