会社は二階建てを目指したい

会社を、「家」に例えるとしたら
二階建てにしたいね、ということ、なるほどと思っています
このこと、「下町ロケット」 池井戸潤のドラマの
主人公が言うセリフです


中小企業、経営資源は限られてる
人数少ない、資本金その他、使える資金だって限られる
そういうなかで、会社は、「食っていく」のに必要な
1階の部分と、夢を感じれる、2階の部分があってほしいと
いう、経営者の姿は、おそらく、すべての中小企業に
関わる人が、「そうだ」と、つぶやくセリフなんじゃないか
と思います


せっかく「自分たち」で会社をやるとしたら
夢がほしいですよね
だけど、夢がないとだめだと、つっぱしって、会社が運営できなく
なってしまうとなれば、これはまただめでしょう
だれもが望んでいない
だから、そのバランスって大事ですよね


会社の社長である、私はいつもそのこと、いかにバランスを
とるのかということに、頭を使ってるつもりです
「食ってくため」この伝家宝刀は、もっていなければだめですが
「いつも」「やたらと」ふりまわしたら、きっと社員は疲弊して
しまうと感じます


「ビジョン」を掲げる
経営には大事な、ポイントです
このビジョン、わくわくする、かつ実現可能なものと
言います
確かにわざわざ、掲げるなら、わくわくしてやろうと
いう気持ちになり、実現可能と思って、その実現に向けて
やり続けるということがほしいと思います


正直、ビジョンを作って掲げて、それにむかってといったこと
うまくいっていません
そんな素敵なビジョンを見つけられてないということ
かなと、なります
だったら、みつけようよと、思います


会社は二階建てがいいなと思います
夢を追える、二階部分を作る、それが今ほしいことだと思います


中小企業だったりすると、はたして
「実現可能なもの」ってなんなんだと、自問自答します
1年以内に実現可能なもの、2,3年なら実現可能なもの
いいえもっと先までみて・・・


実際のところ、期限を決めないとなれば、実現可能なものは
無限大になります
そう、なんでもできちゃうのです
だけど、それって、ほんとに実現可能って、感じますか?


ゆえにやっぱり、期限があって、あれして、こうしたら実現していく
という感覚がほしいのですね
そういう意味では、1年でだめなら、もっとという、「粘り腰」
といった取り組みもほしくなります
粘り強く一歩ずつ、近づいていく。そういう姿勢、そういうことが
社内で、やれる、体制、メンバー、ルールなどでしょうか


だいぶまえ、10年前くらいに手に取った「ひとりで抱え込まない仕事術」
リチャード・アクセルロッド他という本のなかに
「関心とコミットメントをもってもらうために仕事をふる」という手法が
でてきます
このこと、「長期」で取り組む、課題へのやりかたとして、いい方法だなと
思いました
こうした「時間をかけてやる」といったことに、慣れて、またうまく取り組める
ような、人を育て、チームを育てるということ、これが大事だと
感じますね