ドキュメンタリーから

アニメ、キャラクターの買い取りカウンターの
ある池袋の店を、72時間ウォッチするという番組を
見ました


番組の後半にでてきた、インタビューに答えた人
推しの、アニメのキャラクターがいいキーワードを
言っていて、そのことが自分が前に進む、きっかけに
なったとのこと


こうしたことを、「子供じみてる」「アニメをみて
自分の選択をするのは、いかにも弱い」みたいなことを
いう人もいるかもしれない
だけど・・・
今の世の中、たぶん実際の親を含めて、若い人と「向き合ってる」
人なんているのだろうかと、そんなことを、思ったりします


つながりが希薄になっていきます
家族の間にしても、友人にしてもそう、そして夫婦といった
一番基本のところもそうなのでしょう
そうだとすると、なにかしら本人に耳が痛いことなんて言わない
相手と向き合っていないから、また忙しくてそうしていられない
という事実もあって、「あなたは間違ってる」「あなたは今のこれを
やめて、こうするのがいい」なんて言うんだろうか?


就職活動が終わり、赴任していく前だという人が
カウンターに来る。それまで部屋にあったものを、ここで売って
それをひとつの区切りとするのだという


実際の誰か「人」でなくて、バーチャルなキャラクターが
身近にいる存在なのだと、こんな行動からも垣間見れるといって
いいでしょうね


誰かとつながっていたい
これはおそらくは、ちょっとやそっとじゃ変わらない
人間の根源的といっていいことなんだろうと想像します
そのことがあって、リアルでは、兄弟も少ない、友人とのあれこれ
家族とのことも、表面上しかつながれない
仮にちょっと、自分の心に入ってくるなにかがあったとして
受け入れるといった、心の準備もないから、それを受け入れられず
いい感じの会話、対話につながっていかない


そうだとしたら?
自分の好きなストーリィのなかの誰かがなにかいうことに
影響を受けるって、実は自然なことともいえるのでは
ないか?


誰かとつながっていたい
ここの基本というのは、しっかりもっていてほしいと思う
アニメが好きという共通点からはじまるのもいい
なにかしらで、リアルな人間関係で、信頼ということを、つかんで
ほしいと思います
そうでなければ、やっぱり人生味気ないのではないか?


あるとき、ボランティアに興味があるのは、「誰かの役に立つ」
ということがしてみたい、言い換えると、誰かの役に立つといった
経験がほぼない、世代なんだということが話していて、浮かんだことが
ありました
誰かの役に立つ
ここも、根源的に人間としてほしい、生きる中で、欠かせない
なにかがあるといっていいでしょうね


リアルにあなたのことを、必要としてる人が世の中にいるのです
その人と会う、会って、信頼しあうというところを目指して
怖がらず、進んでほしいと思います