感性

数年前、わが社の社員が大学で所属していたゼミの
先生の話を聞く機会がありました
「感性デザイン」という研究分野でした
機能ということでない、感性にアピールするデザイン
を、研究してるということ
つまり、人が好ましいと思うデザイン、感性でのいろいろを
思うという??


感性ってなんだろうと、思ったことでした
感性:好きになる能力
ともいえるかなと思います
感性を磨くという言葉から、連想します


感性を磨くということは、アートである時点までは
魅力的に見えなかったものが、だんだん?だったり
あることをきっかけに、魅力的に見えてくるということ、とも
いえるでしょうか


信州、安曇野の風景が好きです
安曇野が好きになってしばらくして、山下大五郎という画家が
安曇野を描いてる、その絵をみて、安曇野の美しさを再発見
することができたと、感じています
画家が「美」のパイロットになってると思います


ある風景が、画家の描いた絵、つまり画家の目のアシストも
あって、一般人の私にも、美しく見えてくる


不思議といえば不思議かもしれません
ですが、素晴らしくトレーニングされた、目でとらえたものを
みせてもらって、ああ、やっぱり美しいのだと気づくということ
これはいろんなことから、ありえることだ、あっていいことだと
感じるようになりました


美しいものを美しいと受け止められる能力、これが感性といって
いいでしょうか?


安曇野の風景、これが、画家の目を通して、さらに魅力的に
見えてくる
こうしたことが、あるのだとしたら、きっといろんな風景だったり
目に映るものは、そうした、ちょっとした、美しいものをみようという
気持ちや、工夫で魅力を増すということがあるのだと、想像できて
とてもうれしくなります


美術館にいきます
実際奥さんといっしょにいって、気に入った絵の話をみた
後にしたりすると、とても当たり前のことといっていいのですが
気に入った絵は、ちがうことが普通です
ちがう人間なのだから、ちがっていいと思います
なかなか、言葉で、美しいものがどうしたこうしたと、言ってみるのは
その絵自体のなにかしらを表現するということ、かなり難しいので
いわゆる、空中戦といっていい状態になりがちではあります
だけど、どう感じたのか?知りたくて、そうしたことをしています


美しいものを美しいと感じる感性、ぜひ磨いていきたいです
できれば、そうした感覚を、誰かに、親しい人はもちろん
知り合いになった人に伝えていきたいと思います