共感

共感するという、心の動きについて
共感するということは、次の行動までつながるということを
思うと、やってほしいねという、心の動きですね


人間だれしも、ひとりでは生きられない
誰かに会い、誰かの行動、誰かの気持ちにいいなと
自分もそうだ、自分としてもその通りと思ってるので
同じことをしたいと思う・・・


学生のとき、親しかった人が言ったことを
思い出します。自分が輝くような時間って大事じゃないか・・・
その人は高校時代野球をやっていて、甲子園は遠かったけど
県大会の開会式を思い出すといいます


その緊張感、高揚感、自分がここまでやってきたことを
やるんだという、気持ち、充実していたといいます
そして、自分が話した大学時代、仲間の誰かが
それに近い、いい時間をもてる、なら、ぜひそうしてほしい
その手伝いはやりたいと、言っています


自分が輝いていた時間を持てたということが、いっしょに
いる誰かがそういうことに近づくなら、やってほしいということ
実際、そのとき、英語劇を作っていたのですね。その出演者だけでなく
スタッフと呼ばれる、衣装だの、メイク、照明、大道具、小道具、音響
だれしもが、ひとつの舞台を作るという時間を共有するという
すばらしさ


舞台を作るというときに、これなんてすごいんだと思いました
それを、アンサンブルの効果なんていいます
こうした時間を共有できた、と、すればそれは、「共感」という
心を作るのに、役立つことだと言っていいのではないでしょうか


ときどき、人生はドラマといっていい
と思います。それは「ドラマティック」といった
すごいことが、身に起こるということを、想定して話してるのでなく
舞台を作るというときに感じた、絆を感じながら
だれかがだれかを支えるだとか、表舞台はひとりかもしれないけど
そのときスタッフは数十人いっしょにその時間をもってるとか
そうしたことがあって、生きれるのだ、そんなふうなつながりの話
を思います


共感すること
河合隼雄先生は、共感ということが、カウンセリングでもっとも
大事な要素といいます
カウンセラーとクライアント
そこに共感があれば、クライアントはいいほうにいくのだと
説明します


人と人の距離のバランスをとる
生きていくのに、必ずほしい行動なわけですが、これがどうも
すごく下手になってしまってる、平成生まれ以降の人をよくみかけます
それは、「時代」であるとか「生活」が変わったとか
確かにあるでしょう
でも、人と人の距離をとる、そうしたことが、生きていくのに
重要なら・・・どこかで、かつて自分たちがやっていたことも
含め、なにかしらの対応をしなくては、うまくいかないのではと思います


共感する
それは人と人がつながる、大事な、大きな要素なんです