出会って、学び、成長する

京大の山極先生は、「スマホを捨てたい子どもたち」の
なかで、人間が二足歩行をはじめ、サバンナで生きていく
ときに、長距離を歩いて、手で食べ物を持って帰る
そういうことに、適してること。そこから遠くから
家族のために食べ物を運んでいっしょに食べる、そういうことが
人間の「共感」「信頼」のもとなのだと、説明してくれます


いっしょにものを食べるということ
食べるという、生きていくのにどうしても必要な行為を
信頼のもとにしてる。これは一面はすごい、素晴らしいこと
そして、状況が悪ければ、やっかいなことといっていいかも
しれません


だから、状況が悪くなるようなことは、さけて
いい状態で、いっしょにものを食べるということがいいのだと
思えるところで、信頼に結び付けていくということが大事だと
言えると思います


わが社で、新卒の採用活動をしていて、内定者となると
私の自宅に内定のかたを呼んで、食事をします
何年か、ただ、食事するというより、自分事でやってもらうために
内定のかたには「作る役」もやってもらいました
そうしたことが、ただ、参加者ということでなく
自分でその会をやるんだという、そういう意識でやってほしい
そういうことでした


疑似ファミリーといったことを、やってみようという
ことが、あります。家族のような「仲間」だったら、お互いのことを
気にしあって、進むということがありそうです
いきなり、は、なれないかもしれないけど、そういうふりを
してみようという感覚でしょうか


採用活動をしていて、思うこと
人と人が出会うということは、とてもすごいこだなと思うことです
学生だった、自分がこれから社会にでて、社会人として
活躍をはじめる
そういうときに、どんなことを、すればいいのか
まず、第一に思うのは、社会人でどうふるまう、どういう行動
どういう考えを持つ、そういうことを、真正面から取り組む
ということではないでしょうか


学生、から社会人へ
この変身って、すごいことです
そして、「役に立ってる」という認識をもつということです


会社を経営していて、新入社員の方がはいってきて
成長していくのをみるのは、たいへん、大きな喜びです
ときどき、コーチの役割をできてよかったと思います
そして、できれば、先輩になった社員の人がコーチの役割も
できるようになってほしいなと思います


「学びあう」ということがとても、大事なことといっていいです
学びあう、そういうことがいいと思って、いろんなことに
挑戦してほしいと思います


「意識化の原則」ということを、くりかえし思います
たとえば、スポーツでえ、一定時間練習するとして、そのとき
自分で「これこれのことができるようになる」といった意識をもつ
ということが、上達のこつなのだと、いいます


仕事でも似てる状況はりますね
コミュニケーションをよくする。「聞く」ということを
注意深くこの時間やってみよう。そう意識することで
聞くということに、気持ちが集中します
そうするときと、意識しないときと、聞き取る力
聞く力に差がでます


学びあうということ。意識してやるということ
基礎を固める、そんな気持ちでやっていきたいところです