アンテナが立つということ

携帯電話で、アンテナがたってないと、その電話で
情報を得ることはできませんね
それと似ていて、自分のなかで、興味関心といったアンテナを
対象のことに立ててないと、その対象のものの、いろんなものは
自分には取り込めません
ゆえ、「アンテナ立ってるか」ということで、そのまま
その状況を聞いたりということがあります


プライベートな生活の例です。我が家では、パンが好きだし
パン屋にいって、パンを選ぶということが、とても好きになっています
だから、パン屋さんに入って、その品揃え、におい、働く人の
様子から、食べないうちからそのパンがおいしいか、一定のところ
わかるようになっています
パン屋さんに対して、アンテナが立っているのです
だから、こんなふうに、ハード系のパンの品ぞろえが多い
ということが、作ってる人の意欲の度合いのバロメータになるぞ
であるとか、そもそも、においが素晴らしくいいということは
素材の良さをそこで感じることができますし、働く人の
様子でいえば、そもそも自分が自分で売ってるパンをおいしいと
思ってるかということもあるし、おいしいパンを売ってる
ということは、そういう反響を聞いてるということもあります


これも、趣味に近い世界です。古民家ということが
とても最近、興味がもてる、対象になりつつあります。ある程度前から
日本の古い建築などは、ちょっとは興味がありました。なんどか
古民家カフェというところで、時間を過ごしてみたり、京大の山極先生の本
から、人間は食べ物を分け合って食べるということ、それが人間の人間たらしめる
信頼の行動の最初だという、文章にふれたり、コロナも手伝って
キャンプをやろうという計画ができたり、そんなことが、くっついて
古民家、とくに、茅葺屋根の家ということに、興味がふくらんでいます


山下大五郎という画家が、茅葺屋根の家、そしてその家を囲む、林であり
道を描いてるということも、古民家へのあれこれを、ひろげるひとつに
なりました


山下の描く絵の色彩は、渋くて、明るいのです
この渋くて明るいということが、日本の原風景なのではといった
連想も働き、ますます、気持ちが動きます


話はもどって


アンテナが立つということ
今、私たちの会社では、「指導する」ということに、社員の人の
アンテナを立ててもらおうと、工夫してる最中です。よく言われること
ですが、指導することで、指導してる本人が育つということがあります
指導する側、指導される側それぞれ、いいことがあって、その関係が
深まるとなれば、ほんとうに、そこに豊かななにかが生まれると、
信じています


どうやって、「指導する」に興味、関心を高めてもらうか?
まずは、「見る」「聞く」について、ちょっとずつ、自分のやれることを
ふやし、レベルアップするということになると思います
相手の得意なところということを、感じること。ここがみえると
ぐっと、指導するということの、意味、楽しさ、やりたくなる気持ちを
高めることができると、信じています