信州の安曇野に
碌山美術館がある
32歳で夭折した、「東洋のロダン」と
称せられた彫刻家
代表作に、「女」という自ら一途に思いを
寄せた女性がモデルの作品がある
あこがれ、苦悩
これだけ、洗練された作品の表現に
昇華させるのにどれだけの
エネルギーがいるのだろうと
思わずにはいられない
絵画なら、裸婦を
彫刻でもトルソーとか
女性の美をうたった作品は数多い
でもこの「女」が心をうつのは
「美しさ」を追う心にでなく
碌山の生きた証といっていい
昇華させる過程の空気を感じるから
なのではないか
去年から、彫刻を見るのが
とても、楽しくなっている
碌山はきっと、前見た印象を
超えるものを感じさせてくれるだろう