箱根の森

東京情報産業健康保険組合の保養施設を利用してみた


http://www.tjk.gr.jp/


箱根の森
場所は、強羅の彫刻の森美術館に接している。もっとも入り口はそれぞれ
ちがうので、わかりにくいのだが、敷地は接してると思う


コンセプトが、おそらく自然との調和ということをあると
思う。自然の傾斜を利用して、ロビィ階が一番うえ、大浴場のある
地下階へとつらなる


建物のまんなかを、まるで「川」のような、階段とエスカレータがつらなる
空間がある。ここは天井がロビィ階までという感じでふきぬけている
この空間の広さが、いろんな意味で、「ゆとり」「静けさ」
「箱根の山の雄大さ」の雰囲気につながっていて、気持ちいい


部屋にはいってみる。広い。部屋自体も広いけど
窓も広い。また窓から目にはいるのは、どこまでも新緑の緑、木々だけだ
部屋が林につながってるという雰囲気がある


泊りがけでどこかに行くときに、求めるものはひとそれぞれだと
思うのだが、私の場合、ひとつは「非日常」だと思う
日常の、いろんな仕事の交渉のこと、社員の成長を思って
いくつかの、気になる報告のこと。夢や不安。
そんなことは、一度会社であり、自分の部屋においてきて
でかけたからには、自分の頭のなかを、カラッポ、からにしたい


だから、毎日のなかではふれない、空気、景色にふれて
がらりと雰囲気のちがうところに、身を置きたい。
そういう趣旨でいうと、今回「箱根の森」において
自分の泊まる部屋にはいったときの、雰囲気の良さは大満足だった


風呂がいい
大浴場は、ひとつひとつはそんなに大きくないが、露天風呂の湯船は
みっつ用意してあった。もちろん月や星をながめながらはいれる
「心にくいな」と思ったのは、3つの露天風呂の温度がかえて
あったことだ。ぬるめ、まんなか、ちょっと熱め。いいじゃないか


聞いてみたら、この建物の設計は、「松田平田設計」という設計事務所だった
全然しらないのだが、ぐぐってみたら
東京国際空港(羽田)第2旅客ターミナルビル、三井ガーデンホテル銀座プレミア
品川セントラルガーデン、上大岡C南地区再開発ビル、横浜国際総合競技場
などなど、ああ、見慣れてる大きな施設もいっぱい実績がある
老舗といっていい、設計事務所だった


知り合いに3人ほど、建築の世界にいる人がいて、建築設計の話は
ちょっと面白いと思ったことがある。この「箱根の森」のように
施設のなかでも、箱根の自然、山を感じてくださいというような
コンセプトは、きっと設計者のアイディアなのでしょう
技術者に接する仕事をする自分には、このコンセプトを考えた
その人に話を聴いてみたくなりました。


また川の流れのあるような、リゾート施設、箱根の森に行きたい
帰ってきて、すぐそう思える場所だった