ふりをするのも大事

先日、管理職と打ち合わせしていて、でてきた言葉
ふりをするのも大事
ある社員が、仕事をするのに、指示されたことのみやるのでなく
その仕事の意味を考え、自分のできることを考えてやる
そうしたことを、望まれてるのが、わかるので、やってるふりを
する。しかしながらその社員をみていた、管理職は
やってるふりをするのも大事だと思うという。やってるふりでも
なにかやってることには、ちがいないと


大事なことだと思う
何度もその話を聞いてから、そのことを思う


10代のころの、サザンオールスターズのヒット曲、思い過ごしも恋のうち
というのがある。この思い過ごしっていうのも、若い、恋する人の気持ちを
うまく描写した言葉だ。つまりあれ、恋してるのかなって思いながら
半信半疑ながら、好きなふりをしていって、それがいつしか
だんだん、本気の恋ごころに変わるのだ


人間の気持ちって、実は結構不安定だし、ゆれうごくもの
そして、やっぱり何度も慣れたりすると、そのことに愛着もわくもの
だから、大事な人とは、いっしょにいるようにする
自分のそばに、いつもあるような気持ちでいるのが大事


生きていくということを、思うとき、大事なものを大事にできる
人生がいいと思う。スポーツ選手がファンのあったかい拍手がどれだけ
はげみになるかとつぶやく。人から期待されることを自分のエネルギーに
していく。そうしたことができて、おそらくプレッシャーをはねのけて
人は成長していくことができるのだ
だから、大事なものを大事にできることが、いいことだ
そして、なにが、大事か?ということは、ふりをすることから
はじめても、いいのではないか
人を愛する気持ちもそうかもしれない
仕事を、趣味を、友人を大事にする。


人とお酒を飲むというのも、ふりをする練習という要素があっていい
お酒を飲むという、ある面、親しい人とだけする特別な時間に
あなたと、私は特別親しいのですというふりをする
まあ、お酒を飲むなんていうのは、そういうことがあるから
楽しいともいえる


まだ20代のころ、お酒をいただいていて、ずばり自分の立ち振る舞いについて
正面から直球でものをいわれて、おおおってなったことがある
「襟をひらくといって、もっと自分をさらけだしたら?どうかな」
この一言は、いわれたときは、うへっとなってなんとも
わからなかったのだが、じわじわと自分の考えのなかにはいってきた
確かに、さらけだすって難しいかもしれない
なかなか、そのままの自分はさらけだせないものかも・・・


その一言を言ってくれた人も、酔ったふりをして
おりゃ、ちょっといっちゃったってなところがあったようにも
思う
とってもなつかしい思い出
そんなことを、思い出し、ふりをするってことを使いながら
お酒を飲むという時間をもっと大事に、もっと楽しめないかと
思うのです。これから忘年会など、たのしい時間にしたいので・・・