食べる楽しみ

人生を楽しむひとつの、こつといっていいものに
食べることを、楽しむということが
あると思います


単純な話、おいしいもので胃袋が
満たされて、幸福感があると、なんでもうまく
いくような気になりませんか?


ここで、ふと思うのが、日本人は豊かになって
胃袋を満たすという意味では、いつも満たされてるよねぇ
ということがあるということ
これは、ちょっと残念というか、困ったこととも
いえるかなと、思っています


ハングリーさがなくなってる、ということ、ずいぶん
指摘されてきました。豊かになるということは
決して、悪いことではないのですが、豊かになり
いつもお腹、みたされてるように感じてしまうと
なにかやろうという、エネルギーに
つながらないようで、その点、なんらか
改善しなくては、と思ったりします


ひとつ、ときどき、思うのは、たとえばファーストフードの
ような、いつでも手に入る安易なもので、おなかはみたされてる
かもしれないけど、心のこもった食事という
意味では、いつも飢えてる、という感覚があると
思うことです


勝手な想像ですが、ファミリーレストランでよくランチミーティング
するのですが、そのとき、家族できてると思われる人たちに
会うことがあります
あれ、食事、作らないのかなと思ったりします


もちろん、ほんとうに勝手な、個別の事情を無視した想像で
申し訳ないのですが、ファミリーレストランの食事もそこそこ
このごろは、改善がすすんでいて、メニューの豊富さだとか
メインの食材、たとえば、ハンバーグや空揚げなど、そうそう
ばかにできないぞと思ったりはします


しかしながら、手作りのできたての味には、もちろん
かなうはずはありません。ご存じのようの
オーダーして、数分で、定食でてくるじゃないですか
ハンバーグ焼くだけだって、数分じゃできませんよ


そんなふうに、ファーストフードに頼ってる、食事の
現状を思うと、手作りの豊かさのある、そしてできれば
素材にも気を配った食事ができるって、すごくすくなくなってる
のかなと、思ったりするのです


食事には、気持ちのこもった感覚がほしいと思っています
毎食は無理でも、できれば一日に一回は、そこそこテマヒマかけた
食事を家族といっしょに食べる。そのことが健康の秘訣だと思います


もうひとつ、付け加えれば、自分の気に入ったうつわで、食事を
すれば、気持ちも心もゆたかな方向にいくと思うのです
自分で選ぶ大切さ、美意識をよびさまし、さらに磨くということにも
つながると思っています