記憶

ときどき、記憶をたぐりよせるって、いいよなあと
思う時があります


何度か書いてますが、回想するってこと
これは、過去を懐かしんで、過去のある時点の自分に
もどりたいという、後ろ向きな発想ではなくて
過去のいいところと、自分のいまを、くっつけて
さらに積極的に生きていこうという、覚悟につながる
いいことだと、感じています


荻原浩 という、直木賞作家がいます
その「メリーゴーラウンド」という作品のなかで
主人公の妻のセリフとして、「がつんが足らない」
というくだりがあります


いいやつ、だけど、がつんが足らない


このセリフ、実際かなりの数の男性、もしくは人間に
「痛い」ところを、ついてるということにならないでしょうか?


この小説のここの、痛いところにふれたとき
さて、自分は、がつんとしたところ、やってきたのか?と
振り返ります


言い訳、に聞こえるかもしれないですが
ほぼ、自分で起業といっていいことを、やってきて
ここまで、これたのは、がつん、とやったからではないでしょうね
がつん、が本当に、いい感じでできたら、起業して
もっと、できた会社は発展してるのかなとも思います
じゃあ、続けてこれたのは?
ふりかえると・・・・


「ぶれない軸」を持てたこと。それを、継続したこと
そのことに思い至ります


ぶれない軸って?自分の場合は、人を育てたい、その1点と
言っていいと思います


出会いがあって、ITの業界に飛び込みました
特別な才能があったわけではない。人脈もない
やりたいことは、人材育成と思っていました
そして、ITの世界は、人材育成ができる、と思いました


時代は変わります
だから、その軸を、実現していくのにしても
軌道修正は必要です
時代は、どう変わっていくのか
人間の、対人対応力ということが、ますます、退化するのを
感じます
ITのある部分は、特殊な世界ではなくなり、たとえば、プログラミングといったことは
どんどん、人に近いところに、きてるともいえます
プログラミングは、習い事で、上位にくるそうですね


さて、わたしたちシステマーズは、どういうポジション
どういう仕事、どういう、人材育成を目指したらいいでしょう


軌道修正が必要になっています