旬をいただく

あっというまに、桜の盛りは過ぎています
こうしたとき、思うのは、花って、短い期間
咲く、だからいいのかな、ということです
造花のように、ずっと咲いていたら、見向きしない
なんてこと、ありそうですよね。そして
さらにいえば、「また、来年」見られるというところに
救いがあるというか、散ってしまっても、次があると
思えるところがいいとも言えそうです


これから、つつじだったり、またもっと進めば
カキツバタが咲いたり、若葉もいっせいに開きますね
桜が終わって、と、見る間に、いちょうが小さい手を
広げるように、緑になっていくのを、見るのはうれしい
ものです


長い冬の後に、春があるから、春はうれしいということも
ありますね。春夏秋冬があって、それぞれの楽しみが
あるということが、また、見えます
春には「芽」、夏には「葉」、秋には「実」、冬には「根」
をそれぞれ、食べるとか。
芽には、苦味があって、うれしいですね
たとえば、菜の花。これを、からしあえにしていただくのが
大好きです。誰が?からしあえ、なんて考えたのでしょう
菜の花の苦味が、からしに出会って、合うなんてこと
そんなすごい発想はどうして、できるのか?


先週、会社で「食育」をしました
野菜を食べようという、会です。以外や以外、結構参加した
社員が野菜を食べてくれて、うれしくなりました
もっとも、野菜以外に選択肢があるときに、進んで野菜を
食べてくれるかどうかは、わかりません
でも、かなりの量の野菜を各テーブルにおいたのですが
おいしそうに食べていて、それはそれで、ひとつの成果と
言っていいでしょう。食べやすく、チーズフォンデュ
用意したのも、よかったようです


野菜を食べるときに、大事にしたいのは、旬なものを
食べるということです。何事もタイミングって大切なんですね
いまは、季節を忘れてしまうような、スーパーにいけば
そういうこと、思うのですが、やっぱり旬を大事にしたいです


野菜がもってる、素材を感じる、味に敏感になっていたいですね
苦味や、甘み、その素材が持ってるもの。そうしたうまさを
感じられる、自分でいたいと思います


これは、人間同士も言えますね。その人のもってるもの
それを、大事にして、仕事していきたい
たとえば、新しいものを扱うのが、うまい人、言葉をうまくつかって
人と話す人、人の面倒をみるのが、好きな人。細かいディテールを
大事にできる人。物事を俯瞰してみるのができる人
人と人のつながりをしっかり結ぶ人。
そして、タイミングにより、とても元気なとき、ちょっと疲れたとき
とかその状態もあるのですよね


人のいいところを、だせる、またいいところを出したくなる
そんな空間をもち、よく観察して、いいところをだせる場面を
タイミングをはかって、用意したいですね