いい先輩になるのは、いい後輩になることの数倍難しい

今年、わが社に3人の新入社員を迎えました
ゆえ、いままでいた社員はすべて彼らの先輩に
なったわけです


さて、年次が上だから「先輩」でしょう
でも、先輩としての、先輩らしさ、後輩から
頼られるといっていい、そういう存在に
なれるでしょうか


じゃあ、といって、プロジェクトでのなにかが
できるようになることを、教えるんですよねと
単純に考える人、多いのかもしれないですが
それだけで、はたして、先輩でしょうか?


仕事への姿勢、ということが問われると
いう、感覚をもってほしいなと思うのですね


例えば、準備
仕事でなにが自分に求められるのか、フィードフォワード
つまり、見通しをたてて、準備することができるか
技術者だったら、ぜひ、そのことを習慣化してほしい


そうして、自分の課題、身につけなくてはならない能力
といったことを、いつも意識できてること
そうした、姿勢って、すごく大事だと思います


学生のとき、いい先輩って、ナンダって、結構考えた思い出が
あります。最終的には、人間と人間、そういう、出発点に
もどるわけですが、いい組織であれば、いい人が育つと
思いますし、いい組織って、上に書いた「姿勢」を
含め、いい人が作るとも言えます
そういう、「いい伝統、文化」を作ってる人になるとも
言えると思います


人が集まって、なにかをするということ
そのとき、やっぱり、居心地がよく、その場にいれば
自分がよくなっていけると、感じられる「場」であってほしい
会社はそういうところとして、存在してほしいと思います


そういう場を、定義するとすれば、いい姿勢をもった
人が、いい影響をしあう、そういうところ、とも
言えるでしょう


プロジェクトで、出会う、いろんな場面。それを
はあ、と、見送ってしまうのでなく、その場面の背景を
考え、工夫する、自分の成長に利用できないか
常に、アンテナをはるのです
プロジェクトは、スケジュールが組まれます
そのスケジュールのもとになる、コンポーネントの考え方とも
不可分ですよね