玉ねぎの葉

久しぶりに行った、農家が直売してるところで
「玉ねぎの葉っぱ、せっかく付けたまんまにしといたんだから
使ってね」


え?玉ねぎの葉っぱ使う?


どうやって?
うん、ざくぎりにして、豚バラを炒めるとか、おいしいよ
へ?そんなふうにしておいしいんだったら、なんでもいける
ってことだよね
その日に試したのは、一夜漬け。かぶといえば一夜漬けの定番
ですが、きゅうりと、玉ねぎの葉、きゅうりをいっしょにして
塩でしばらくしんなりさせ、それから、塩昆布、だし醤油を
かけて、いただきました
味はいいんですが、ねぎのあのねばりがでて、食感が
「つけもの、ぱりぱり」をのぞむと、いまいちか?


それで、今日、休日のお昼、自分の家でと、まっさきに
浮かんだのは、とまととにんにくのあっさいスパゲティ
トマト、にんにく、玉ねぎをいためて・・・あ、「玉ねぎの葉」
こりゃ、あうよと自分で納得して、ゆでたスパゲッティを
トマト中心のソースをいれるところ、そのまえで葉を
いためて、すすめてみました


うんうん、野菜のおいしさが、いい感じだ
いい甘みがあるぞ


そりゃ、玉ねぎ、根の部分と葉っぱだもん、合うでしょってね


料理はこうして、「発想がでる」という楽しさがありますね
実際、自分の楽しみ方は、なんらか「自分なり」の楽しみを
みつけることといっていいかなと。


うつわ、が、料理から発展して、その楽しみを中心に
やります
つまり、このうつわ、どんな料理をのせるのが楽しそうかと
やるわけです


細長い、いい感じのうつわをみたら、ちょいと、野菜のナムルだったり
つけものだったり、塩辛だったり、みっつのせたら、映えるだろうな
ですとか、八寸には、なんでもいけるわけですが、色としては
地味、な、煮物、この釉薬は、いい感じに会うだろうなとか


片口なんてものも、すきなんですね
片口、なにも、汁だとかをいれるだけが、いいものとも
限りません。おひたしだったり、あえものなんていいと思います


もちろん、片口に、好きな日本酒をいれて
気に入ってるぐいのみをだして、つまみはほんの少々で
いいから、「ちびちびやる」なんてのも、いいですよ


いい感じの野菜の使い方、「発想」の話から
うつわの話になっちゃいました
野菜、使い方とか、これじゃなきゃ、って定番だけでなく
そこから、自由な発想がある。知らなかった「味」の
世界が開ける。生きててうれしい、瞬間です