詩集

中学生のとき、詩集を手にしたことがあります
その詩集を、手に取ったのは、そのときやせていた
自分の体形に、でてくる人が似ていたから


でもあるとき、その詩集にでてくる
紫の川という、詩が美しく思えて
心はほっこりしました


ずいぶんたって、その詩集は、アンパンマン
やなせたかしだったんだと、気が付いて
紫の川の、やさしくでもものがなしさと
アンパンマンの明るさについて、はあと
思ったりしたのです


人間は、いろんな顔をもつもの
物悲しい、詩を書く、やなせ
アンパンマンを書く、やなせ


大好きな小説の、「思い出のマーニー
大好きな、疑似恋愛といっていい、大事な人が
でき、そして別れがあり、その別れのもとに
裏切り、またそれを許すということがある


大事なものができたから
そして裏切りと思えることに出会ったから
心が、成長し、許すということを
はじめてできるようになる


人間の心は、なにか悲しいとか、せつないとか
その裏で、うれしい、こうした思いは、またとない
すごいことだって、気づくことができるように
なるのではないでしょうか


大事な人がいつも、近くにいてくれる
そのことが、自分を支えてる。そういうことを
知るのには、孤独を知らないと、いけないのかも
しれません


自分が30代後半だったか、それから知った
東君平と、やなせは、知り合いだったようです
東は、若くして、亡くなりました
やなせは、長寿でした


先日、あるテレビの番組で、そのとき80代かと
思う方が、「長生きするということは、人生の喜びです」
とうれしそうに語ってるのをみて、いいなと思いました


できれば、長く生きたことを、うれしく思う
人生を送りたいと思います


どうも、効率、スピードを、追う、世の中は
限界だと思うように、なりました
じゃあ、なにを求めていくのだろう
それを、じっくり、考えてみたい
そう思います