ステージを作る

今、20代だという人と話していて、自分がその年齢だった
三十数年前、であり、大人の階段を上り始める十代と
なれば、さらに十年前といったときを、思い出す機会が
ありました


ええ、平均でいって、貧しかったといっていいでしょう
子供は、着るものなんておさがりなんてあたりまえ
だったように思うし、暮らし方がつつましかった


昨年、手に取った、ミシェル・オバマのマイストーリィを
読んでると、狭い家に片寄せあって生きていたという
話、週末に親戚で集まっていた、など、自分の育った環境と
少し重ねて、見ることができます
そういえば、彼女とは同い年のようです


どうも、昭和30年代、40年代というのは、結構みんな
貧しいながらも、将来が明るく思えた時代、それは
かなり、貴重な要素を含んだ時代だと言えるようです
そういう時代に育った、私たちが、なにかしなくては
いけないのかな?そういう、気持ちがあります


いまの若い人に、どうも、明るい未来を感じる
そういう気持ちが少ない。確かにいま、豊かになった
だけど、それでいいのかな。
世の中は便利に、ある面、自由にみえる
だけど、どうもコミュニケーションする能力であり
仕事でも、遊びでもいい経験して、もっと自分を大きく
していこう、そういう気持ちが少ないように見える


若い人が育つ、そのためには、ステージを用意して
そこで、活躍してもらう、それがすごく大きなステップに
なるよ。確か、1年ほど、前に電車のなかで、ふっと聞いた
話。おおきくうなづいてる、自分がいました


さて、ステージは、実はなんでもよくて
そこにのせていくまでの、環境というか、後押しできる
しくみといったことが、できるかどうか?
なのかもしれません


こういうイメージができるのは、学生のころにちょっと
演劇をしていた、それが、助けになってるように
思います
「アンサンブルの楽しさ」というのが、演劇の効果の
ひとつだと、いいます
大道具、小道具、照明、音響、衣装、そして、キャスト
また、演出
一体となって、舞台を作るって、大変だけど
楽しいものです
それぞれ、できること、得意なことであり、役割を
はたしていく。


ボランティアで、子供中心の、演劇をお手伝いしたとき
はじめて、舞台衣装を作った、裏方さん
自分の作った衣装で、自分の子供が舞台にでるのが
うれしくて、わくわくした・・・


これから、世の中はますます、難しいこともふえる
だけど、それを支えて、街に活気をもどし、仕事を
作り出し、そういう役割は、やっぱり、育っていく人が
大事だ。


学んでほしい。そして、学び育つということがいかに
大事で、やっていくということは、素晴らしいことと
気づいてほしい


これから、どんなステージを作っていこう?
そのことを、真剣に、高らかに言って考えてみて
いっしょにやっていく人、さがして、まきこんでいこう