食育

あれれ、野菜残すの?
こんな、つぶやきから、はじまりました


私、経営するシステマーズの社員と、お昼を食べることが
多いです。多くは仕事先の近くで、レストランに入るのですね
そういうとき、若い社員がせっかくの付け合わせの野菜を
残すことが多いのですよ


聞いてみると、野菜、まずいです
そういうことも言ってる。
これはなにかしたいな。


そう思って、わが社で「食育」をはじめてみました
野菜、おいしい野菜はほんとに、おいしいのです
まず、野菜のおいしさを知ってもらおう
そういうことから、はじめました


新潟県南魚沼市に「和風いん越路」という
宿があります
舞子スノーリゾートの近くです
私は実際、スキーのときにお世話になった知りました
この宿、農家が経営してるのです
農家、家族経営ですね。お父さんが運営全般
長男の方が、調理担当、長女の方は、営業、接客です
そして、きっとこのお家の要、と言っていい、お母様
畑担当だと、おっしゃっていました


2019年10月に社員旅行で、お邪魔することに
なりました
まず、着いて、案内してくれたのが、畑です
アスパラ菜、むかご、サトイモ、ピーナッツ
さつまいも。
いや、まず土にふれ、そのなかから、でてくるおいもを
もぎとる楽しさ。アスパラ菜、むかご、あれこんなに
簡単に収穫できるの?
社員、若い人もおじさんも、自然と笑顔が
あふれます


そこからもどって、昼時になり、じゃあ、といって
そのときの新米による、もちつきです


ここらの餅つきは、やりかたが、独特です
「臼」を3人で囲んで、手合わせはいれないのです
杵でつく、そして、くっついてくる餅を次の杵が
きる、あれれ、こんなふうなもの、見たことない


あれよあれよ、と、心配もありながら、餅がねばりを
増して、ふっくらしてきます
それでは、つきたてのお餅を、食べましょう


餅つき、というのは、日本人が思わず笑顔になる
楽しさ、おいしさが、つまってるなーって思いました


たった、一回の一泊二日で、社員のみんながどのくらい
野菜に対して、思いを作れたか、定かではありません
だけど、手作りのおいしい、作物に笑顔で楽しめたことは
確かです


人間は、いろんな経験、人との出会いから、自分の人生を
紡ぎだしていくものです。この農家でのひとときが
なにかしら、つながって、野菜を食べてみようとか
興味がわくとか、してくれるといいなと思いました


日本の地方には、日本の良さがとてもよく残ってる
そう感じることができた、時間でした