スローフードの楽しさ

昨年10月に、社員旅行にて、新潟県南魚沼市
農家であり、民宿の、和風いん越路さんに行きました


アスパラ菜、ピーナッツ、さつまいも、さといも
を収穫体験です
鮮度の抜群の野菜って、こんなにおいしいんだ
そういうことを、知ってほしいと思っていました
あわせて、越路さんから提案してもらって、楽しんだのが
餅つきです


実際、社員で餅つき、はじめてだったという人も
たくさんいて、盛り上がりました
ここらあたりのやり方はね、といって、手合わせが
ないのですよ、と、言っていました
実際、3人で小さ目の杵をもち、臼を囲んで
ぽんぽんと、まわしていくようにつくのです
つまり、もちがのびてくっついたところを切ると
いうのですね
なかなか、うまくはいきませんが、何回かは
当たって、ああ、なるほどとか、楽しみました


餅つきって、実際やったりすぐそばで、見たりしてると
お米が(もちろん、蒸したもの)だんだん、つぶつぶが
みえなくなって、餅になっていく過程って、とっても
いいんです。ふっくら、もちもち、焼き立てのパンが
やっぱりほんわか、ふっくらして、なんとも気持ちが
豊かになるといったらいいか、いいものがあると
思うのですが、餅はまたそれが、ぐーんと
あがるといったら、少し、餅つきとか見てない人も
想像できるでしょうか?


今年、知り合いが集まって、我が家でそば打ちの会を
やりました。↑に書いた、お米が餅になっていく
これに、似てる感覚が、そば粉がだんごに
なっていく過程です。そば粉、つなぎの小麦粉を
あわせて、水をいれながら、こねていくのです
少しずつ水をいれて、こねてこねて、「耳たぶ」
くらいまで、こねるといいます
なかなか、力仕事なんですね。


しろうとが集まったのですが、皆さん、50代以上
でも、元気だし、そばができていく過程っていいですね
おしゃべりしながら、硬さはこんなものかなとか
のばして、めん棒でくるくるまきつけてのばして
なんてやっていくうちに、ずいぶん薄くなり
これを、切れば、おそばができるんだ、と思えてくるころに
ずいぶん、みなさん「ノッテ」きます


餅つきにしても、そば打ちにしても
手間暇はかかる、また一度にそれなりに、多くできますから
人が集まる必要もでます
逆にいえば、大家族であり、人が集まって、助け合って
暮らしていた、時代には、そうしたことが普通にあり
そういう、手仕事のなかで、コミュニケーションも
豊かにとれていたのが、想像できます


コミュニケーションは、すべての基礎になる
そういうふうに感じる自分には、もし私が感じたように
餅つきもそば打ちも、コミュニケーションを深める
いい道具だし、素晴らしい時間だとなれば、使わない
なんてもったいないですよね