抽象と具象

「コンセプチュアル思考」 好川哲人
このなかで、好川氏は、コンセプチュアル思考とは
抽象と具象、これをいったりきたりすること、と
説明します


はたして、抽象と具象、いったりきたりする


少し、拡大解釈ですが、ひとつの作品、小説になったり
映画になったりということが、あろうと思います


最近、映画と原作、両方みて、読んだということでいうと
高橋一生川口春奈主演の「九月の恋と出会うまで」が
あります
実際、映画をみてから、原作を読みました


実写の映画ですから、たとえば、主人公が住んでるアパートが
リアルにでてきて、そこで、すれ違う主人公、そのときの
表情、もちろん、顔、スタイル、声のトーン、映画なら
目に飛び込んできて、これが、この作品なんだと
受け止めます


はたして、原作だと、どうなるか。もちろん、今回自分は
映画をみてしまっているので、自分のなかにある映像は
消し去ってみるなんてできないのですが、できるだけ
想像力をたくましくしてみました


そういうなか、不思議な、ことの起こるアパート、その
オーナーである、画家のまたもつ、雰囲気はこんなか?
当然ながら、主人公の二人、出会う時はこんな感じ
声はこうかな?また出会い直すときの、表情は?と
想像するのです


クライマックスといっていい、告白する場面で、きっと
彼は彼女はこうなのだと、勝手に、実際、映像を
自分で描いていました。ただ、顔は、高橋と、川口の
ままだったけど。


いま、書いたことは、抽象と具象をいったりきたりとは
だいぶ、ずれはしてしまいますが、でも、一部はそういうことが
あるとも、言えると思います
一部、それは、自分自身が想像力をもって、(勝手に)作り上げる
部分があるということです


昨日、近しい人と話していて、抽象的なことを、言う、ときに
会社なら、社員に指示するということ、なにが「メリット」
なのかという話になり、話した相手がいった、回答は
指示された人が、楽しくなり、達成感もあるという可能性が
増えるということですねと、言いました


原作を読んで、このシーンはこんなふうだと、想像するのは
確かに楽しいですね。映画は製作の都合だったり、その映画の
スタッフの思い、があって、原作と変える場合もあります
そういう意味で、映像化するなら、自分ならこうだなと
思ったりする。そして、それが〇〇ならという仮定の話ではなく
実際やるとなれば、達成感ともいえるかもしれません


なにかの企画を考えるとき、どうしたら、うまくいくか
どうしたら、参加した人がより楽しめるのか?
そういうことを、思いますね
抽象的なこと、から、考えだして、シュミレーションする
というのは、関連する人の楽しさと、つなげてみるということが
大事な要素、とも言えそうです


「楽しさ」というのは、とても大事だなと思います
楽しいから、またやってみようという、気持ちが膨らみます
楽しいから、ちょっと面倒ななにかもやって、楽しさを
増やそうという気持ちにも、なれると思います


さて、今日は金曜日。週末はどんな楽しいことしましょうか?