コミュニケーション

メンタルヘルスセミナーに参加して、とても
勉強になったことを、ときどき、思い出します
特に、よかったなというのが、「事例」をだして
そのときの様子などを、情報として、与えてくれる
ということです


管理職が、メンタルでへこむという事例がありました
非常にまじめで、職務を遂行することに、いろいろやってる
管理職です、上位者からも期待されてる。そこで
いろいろと、仕事がふえます。うまくまわらないチームの
てこ入れ、そもそもの、会社の今後を左右する課題について
意見を求められ、対処することを、求められる


実際のところ、ひとりの人間ができること、それは
限られています。そういう前提をまわりも、自分ももって
どう取り組むかといった、合意が大事とも思います
そうでないと、ひとりで、責任をかかえこんで、結局は
うまくいかないし、その中心となった人は、責任感で
おぼれてしまうのではないでしょうか?


さて、事例。その管理職は、悩みだします
ときには、お酒でも飲んで、のらりくらりとやる
くらいがいいのですが、まじめゆえに、なかなかそれも
できないとくる


はたして、この事例をみて、「対処」を自分がその人の
上位者だったら?とシュミレーションするという感覚で
話しました
やっぱり、コミュニケーションだなと思うのです
自分だったら、その人の抱えてるものを、いっしょに思うことが
できそうだと、そのときは思いました(簡単ではないのは
それなりに想像したのですが、それでも安易かな)


コミュニケーションは、ある面では、すべての処方箋と
いっていいと、私は感じています


「マネージャの仕事はたったひとつ」 高木晴夫
この高木氏のいうところの、マネジメントのしかた
ひとつ、だされてるのが、Managing by walking around
つまり、ちょこちょこ、歩き回って、マネジメントしなさい
ということです


歩き回って、そして、私なりの拡大解釈をするとすれば
そこで、なにかを抱え込んでる人だったり、なにか、あれれと
なってる人と、話して、できればその人なりの気持ちを
共有するということでしょうね


ほんとに、いい感じで共有、つまり、共感といったことを
含めて、気持ちを汲んでいけば、きっと大きな問題に
なるまえに、少なくとも自分であり、自分のまわりの誰かと
対処のなにかを手をうつということはできそうです


もっとも、問題が大きく深い場合、思いつきの「対処」では
どうにもならないことも多いのもありますけどね


私の、マネジメントの解釈では、マネージャなるもの
実際担当者と、意思決定する人と、つなぐということが
大きな役割ともみえてきます
そうなると、Managing by walking around これは大きな意味を
もつはずです
いいかれば、コミュニケーション能力は、マネージャの最大の
もつべき能力だとも、言えそうです


いろんなことに、前提をどう置くのかということが
ここのところ、すごく気になります
上記に書いた、なにか課題を抱えた、現場だったり、担当者だったり。
ひとつには、意思決定する層の気づき、そしてときには
予算執行のあれこれ、くらいで、なにかしらの手が打てて
現場が好転するようなときには、かなり有効なのでしょう
ところが、実際、リアルな現場の問題って、もっと根が深かったりも
あるから、やっかいではあるのですが。


生きていれば、いろんなことが起こるし、はたして
いま自分たちが仕事のうえで、なにかをする、アクションをして
どうするという、ターゲットとして、どうなのかと
振り返り、かつときには、大局的に考えていかないと
ほんとに、仕事はうまくいかないってことが、ありそうですよね。