信州に行きたい

信州の魅力 それは山でしょう
山をみてるだけで、なんてすがすがしい、また気持ちがどんどん
明るく、前向きになることか?と、思います
ただ、山をみるということが、どうして?なのでしょう
信仰の山、という言い方があります。山が神とも思えた
日本人の感性がすごいな、と思います


大好きな、安曇野にいくと、常念岳が目にはいります。その姿の
美しいこと。山がみていてくれるということが、なんていいんだと
思います


信州の魅力 それは、食べ物
蕎麦、だったり、その土地の野菜、きのこ、果物が
豊かに実ります。信州は山のなかであるのに、松本平
伊那平、善光寺平、佐久平など、かなり、広くて平らな土地が
広がっています。そこで収穫された、食べ物をいただきます
まさに、命をいただく、ということでしょう


信州に行くようになって、蕎麦が大好きになりました
おいしいのです。そして、いろんな太さ、食感、つゆの
味があるのに、びっくりします
また、信州でいろんな蕎麦を、楽しんでみたい
太いもの、細いもの、つるっとしたもの、ざらりとしたもの
それぞれ、おいしさがあります


「三たて」という言い方があります。蕎麦がおいしい基本
といっていいのでしょう。挽きたて、打ちたて、ゆでたて
ということです。これがあったら、おそらくは相当おいしいのです


今年、西乃茶やという、蕎麦屋さんに
スキーに行く途中で入りました。寒い日でした
それでも、蕎麦好きな私、もりそばを頂きました
いい香りがして、蕎麦の味が濃いと思いました


一方、近くのテーブルで、大きな鍋で、うどんを
何人かで食べてる家族がいて、それはそれで、惹かれました
もしかしたら、こうした、食べ方、うどんも、蕎麦も
あたたかい食べ方というのが、冬は特に自然なのかもしれない
と思わせてくれた、時間でした


信州の魅力 それは、温泉


野沢温泉は、もうふるさとと、言いたくなるくらい
毎年行っています
実際、去年はスキー目的でなくて、夏にも、お邪魔してみました
雪のない、野沢温泉。スキー客ももちろんいない(正確には
夏スキーの人、少しいたようですが)


野沢温泉は、どうも、外国人に人気ということを聞きました
もちろん、スキーがひとつの目当てなことは確かです
そうなのですが、どうやら、温泉であり、温泉が出る、その街の
雰囲気がいいということで、外国人が集まるということ
らしいのです


実際のところ、日本の温泉の温泉らしい、雰囲気というのは
ずいぶん減ってしまっているのかなと思うのですが、野沢温泉
それが残ってる場所といっていいかもしれません
野沢温泉、村に住んでる人は、「村」ゆえ、みんな知り合い
そして、とくに冬となって、雪が多いとなれば、今でも
助け合って生きている、いいえ、助け合わないと、大変なのでしょう


こうした、条件がいくつか重なり、野沢温泉村は、いってみれば
かつて日本がもっていた、雰囲気、助け合い、物は豊かでは
ないかもしれないけど、人と人がつながってる、そういう、今となっては
もうほとんどない、良さというのを、残してる場所といっていいと
思います


野沢温泉の、その姿を、棟方志功はその版画に残しています
そのまま、野沢がこうだったということが、蘇ります


信州に行きたい
信州が、信州のまま、あってほしいと、旅行者の自分は勝手に
思うのでした