会食は大事ですね

京大の山極先生の著書「スマホを捨てたい子どもたち」
を読んでいて、ああ、そうなのかと、改めて思ったことが
いくつかあります


人間が人間として、存在してるその理由といったことに
なると思うこと
二足歩行、これは、ある程度遠くまで食べ物を取りに行って
それを、自分だけでなく、手に持って帰っていっしょに
食べるために、あるという説明がありました


動物で、食べ物を他の個体に分けるというのは
極めて少ないと書いてあります
ここを、言い換えれば、いっしょに食事するということが
人間が人間らしくいられる要素の大きなものだと
言えると、感じます


食いしん坊で、人と飲み会も含めて、会食したりが
大好きな自分としては、おおいに肯いたことでもあり
うれしくなりました


先日お世話になってる、取引先の方と、ランチの会を
やりました。ランチといった少し、仕事以外の話も
自然としましょうといった、雰囲気がとてもよかったです
なにより、取引先の若い担当の方、自分とは二回り以上
世代が違うと思うのですが、話をうまく、つなげてくれました


それは、テレビの話から、おそらくはテレビ自体をみない
かもしれないし、見ていても、趣向はちがうのがあたりまえ
と思って話したのですね。そうしたら、その若い担当の
方のご両親がよく見ていて、自然と自分もみたりするという
ことを、披露してくれました


こうしたことから、伝わってくるのは、おそらくはご両親と
きっと、いい感じのコミュニケーションがあるのだろう
ということ、さらには、こちらの話をしっかり受けてくれてるな
という安心感。


仕事とはいえ、基本の関係は、個人と個人ですね
取引先となれば、ときには、こちらのしたいことと
相手の会社のこうしてほしいが、ずれることは、常にある
といっていいわけです
そうなのですが、話してる相手が、まず個人的に信頼できるのか
というのは、いろんな意味で、そうしたことが、うまく
いくかどうかの、大きな要素となります


だいたい、取引というのは、どちらか一方がいつも
いい状態というのは、やっぱり長続きはしないのだと
思うのです
give & takeといいますが、あるとき、先方がメリットを
また別のときは、こちらがメリットをもらう
ということが大事ですよね


個人と個人が、その信頼のもとを、つなげていくのに
会食するってことは、とても大事なことです


ただ、心配事はあります
どうも、そうした「社会力」といっていい、人と人が
つながるなにかをするということが、下手になってしまってる
そうした、人が、じわじわと増えているということです
そうした、事情にちょっと、なにか自分が、変えてく行動を
したいとも、思うのでした