小説を楽しむ

小説の世界で楽しむ、その楽しみ方といったこと
それは、その小説を読む人の数だけあっていいと思います


昨年から、小川糸、森沢明夫という、作家の作品に出会うことが
できたのは、とてもうれしいです
小川糸については、テレビでした。NHK 「趣味どき」という
番組で、キッチン、およびその持ち主を紹介していくという
ストーリィがあり、昨年小川糸が登場しました


キッチンと、その人を知るというのは、私にとっては
とてもいいもの、に見えます。単純に自分が大事にしてること
自分が好きなこと、これが共通なのだと、すっと理解が進みます


キッチンが好きということは
ほとんどの場合、友人なりを自宅に招いて会食するのが
好きということがあります
小川糸がそうでした
機会があれば、小川糸さんの料理をぜひいただいてみたいと
思いました


小川糸はエッセイも人気でちらみしたのですが
そのなかで、本を書く、その伴走する人といっていい、編集者を
自宅に招いて、会食する、という場面があっていいなと思いました


小川糸、たとえば、編集者と喫茶店だとか、先方の事務所で
打ち合わせするより、会食をしていろいろ話したりしたほうがずっと
仲良くなれますと、語ります


このこと、これも単純化していえば、ただ、言葉、つまり頭で
いろいろやるのより、胃袋もいっしょに使ってやると、仲良くなれる
そういうことと、思っています


人と人が仲良くなれる
これは、とっても大事なことといってもいいし
私にしたら、日常的というか、繰り返し、何度でもやりたいことの
ひとつです
まして、その相手が、なにかしら、今後続いてなにかやるとなれば
ぜひ、してみたい


もちろん、やり方はその場、その相手、状況などで選んだほうがいいですね
自宅がいつも最適ともいえないでしょう
だけど、選択肢のひとつとして、自宅に招くということがあると
やり方がとっても、豊かといったらいいか、いいですよ
一度、お店で会食して、そのあと自宅に招くということも
いいと思いますし
いきなりでも、全然だいじょうぶということもあります


小川糸のキッチン、ちょっと興味津々です


作家がみせてくれる、世界というのは、小説で楽しんでみて
いいなとなれば、とてもそれだけで、楽しいといっていいでしょう
今、というかこの令和の時代、家族で過ごす、家族がいい感じで
存在するということが、とても大きく、また、ぜひみんなそうしようといった
価値として、あるといっていいかなと思います


小川糸の、見せてくれる、家族のあれこれは(作品の一部からみえるといいますか)
とても、あこがれる、こわれかけても、だいじょうぶみたいな、安心感
そして、家族っていいんだと思わせてくれる、あたたかさでしょうか
感じますね


キッチンから小説へ、そんなつながりが楽しいです