配ること

このブログに何度か、マネジメント的なことを書きます
勢い、ここに書く観点は、「対人援助」という視点、主には
河合隼雄先生の著書から、いただいた、キーワードを
自分なりの経験につなげて、こうじゃないかと、書くことが
多いです


それはそれで、欲しいこととも思いますし
また、何度かそうした、考えを進めてみたということはありますが
まだまだ、その深さ、また広がりといったことでも、足りてないな
ということはあります


一方、マネジメントが、対人援助といった、動いてもらう人の
気持ちにまず、近いところからだけ?でしょうかというと、もちろん
そんなことはない、とも言えますね
そんなことから、頭に浮かぶのは、これも著書からですが
慶応大学の高木先生の本から、マネージャのやることは
「配ること」と解説してることです


確かに、ニュアンスだったり、欲しいと思う情報、その背景といった
ことを、動いてもらうメンバーに配ることが、十分できたら
きっとマネジメントの一番といっていい、やるべきことの
人に動いてもらうということに、大いに、パワーをもつ
ということは、想像できます


また配るということ、近いことでは、チームビルディングができてる
配るうえで、受け取った側が、しっかりキャッチできる
そういう、パイプづくりなんだと、思えてきます


そして、いいチームのひとつの理想が、「ベテランと若手がしっかりタッグ
組んで、成果だす」なんじゃないかと、思います


今の世の中、VUCA それは
Volatility
Uncertainty
Complexity
Ambiguity


不安定、不確実、複雑、あいまいといいます
それは、ベテランがだせる(はず)の見通しだったり、経験から
くる、準備のしかたなど、そうしたことが、だしにくいとも思われ
一方の若手にしても、成功体験をちょっとずつつみあげるための
勢いとか、まずやってみるエネルギーも、そうした成功体験が得られない
ということから、発揮しずらいとも、いえるのでは
ないでしょうか


そうはいっても、基本を守り、なにが大切なのかと
見えるように進むための、優先順位を自分でみつけていくなか
成長への道筋を、もつ、ということが、ものすごく大切とも
いえるのでしょうね


普遍性ということが、今ほど、求められるということはないのだと
感じます
いかに、VUCAだったりしようと、変わらない、事実、求めたい、人が
欲しい、いろんなことで変わっていない、これからも価値でありつづける
そういうことは存在すると思っています


このことがひとつひとつはなんなのか
それは、具体的には、言うのはなかなか、個別性が大きくて
こういう場面では言いづらいでしょうね