手紙

いま、アメリカで暮らす友達がいる
それは仕事で現地赴任とかということでなく
国際結婚で、20代で渡米
子供と、パートナーと暮らしている


その子供の、学校の行事にいわば合宿というか
グループディスカッションを主体としたキャンプが
あったそうだ
そのなかで、子供本人には知らせずに前もって
親が子供への手紙を書いて担任の先生に渡しておいて
当日、読んで聞かせて
それをディスカッションするという流れがあったとのこと


親と子
なかなか向き合えないこと多い
毎日のことだから、そして10代というきわめて
大事なんだけど、本人があまりにも早く成長する自分に
戸惑い、そしてどんどん選択しなくてはいけない人生に
驚いたりして、そのことを、うまく寄り添って
アドバイスなどをあげたいところだが
かえって親の存在が、うとましく思えたりする


ここのところ
私は、会社で人を指導するというような立場で
ときどき思うのは
親子関係が、それなりにいい形でこれた人は
人からのアドバイスなりを受け取るのがうまい
逆に、親からまっすぐな愛情をうけとることを
なんらかの事情でしそこなった人は
人からのアドバイス、いろんなサインを受け取るのが
下手だということだ


会社だけではない
人って、人と交流する楽しみがあるから
大変つらいことにも耐えていけるということが
あると思うのだが
親子でつまずいてしまうと
なかなか、その交流することの楽しみを自分から
受け取ることができなくなってしまうのでは・・・と
思う


学校のキャンプの手紙
そのことを教えてくれた友達親子は
キャンプのあと、ふだんはあまり素直に
ありがとうなりの言葉や態度がでないのに
素直にありがとうとハグしてくれたと
親も、相当うれしくて、感激したようだ
ステキな、話題をありがとう
そして、人との交流をまた深めたいと
改めて思う日になりました