営業トーク

社会人になって、2年目か3年目くらいのころ
お得意様と話していて、気になったことがあった
資産家で、大変上品な年配の奥様だった
自分の子供の結婚披露宴について、ホテルで
相談していて、そのホテルマンの、「こちらに恥をかかせない
ものいいに感心した」という話題があった


ふーん、「恥をかかせないものいい」
そうかそういうことってあるなと思った
はたして、いまでも自分はそういう局面で
イマジネーションがちゃんと働いて、相手に
恥をかかせないものいいってしてるだろうか


プライシングという仕事が大事だという話を
ときどき読んだり、聞いたりする
人は値ごろ感のあるものを買う
予算と、実際の買いものの値段
ずれてるなんてことは、たくさんあるのだけど
やっぱり、そうしたときでも、恥はかきたくない
いいえ、恥とはならなくても、気持ちよく買いたい


営業マンが価格を折衝する
値段のというか、定価というものがない
世界で、折衝する
そのことは難しいのだけど、それだけに
私が思うには、誠意をこめて、相手が納得する
ようにしたいと思ってる


だから、直接ニュアンスがわかるできれば会って
相手と相対して、話すことがとっても大事だ
相手が気持ちよくお金を払う、値段を合意する
そうしたことって、とっても大事なビジネスでの
ステージでしょう
その大事さを、自分で大事にできることが
自分の仕事を、発展させることに
つながると信じる


もとの話にもどって、かつてお客さんだった奥様の
言った、例はたとえば、披露宴のテーブルに飾る花
もちろん、予算をたくさんかければかけただけ、豪華に
できるわけだが、お金をどんどんかけなさいという態度で
言われると、どうもねと言っていた
自分の予算や思いをいったときに、どう反応するか
とても大事なこと。
イマジネーションをきかせられるか、大事なことですね