鶏の水炊き

昨日はひさしぶりに、鶏の水炊きを家でやってみた
この水炊き、煮るためのスープを作るところからやったら
一日がかりになるかもしれない。最近は、スープを買ってきて
やるということのほうがずっと多い


いま気に入ってる鶏肉やにて、スープと鶏肉を求めて
そのスープで1時間以上鶏肉を煮込みます
とりにくはほろほろと、やわらかく、食べやすくなります
おいしい食べ方は、そのほろほろにやわらかくなった鶏肉は
野菜などいれずに、まず肉を食べてしまいます。野菜を
いれると肉がかたくなるといいます


肉をたべたら、つくねをいれ、野菜、とうふもいれて
たっぷりと、鶏のうまみのでたスープをからめて、それを食べます
最後は雑炊にします


あたりまえだけど、鶏のおいしさを味わいたいので
鶏肉はいいものを選びます。最近はスーパーでも気の利いたところだと
地鶏をおいてあったりして、うれしいですね
肉は、ブランド名も大事かもしれないですが、できればやっぱり
自分の目でみて、その良さを確かめたいところです
地鶏は、身がしっかりしてるし、色、つやなどもいいものです


鶏の水炊きのような、鍋でふつふつと煮込む料理を食べると
かつて、日本にはあったであろう、囲炉裏で食べる食事を
イメージします。大家族。やさしい顔をした、じじとばばが
いて、寒風のなか遊んできて、手足が冷たくなった子供たちを
笑顔で迎えます。火に手足をかざして、暖をとりながら
おなかに、あったかくて、やさしい味の汁物です


昨日、使ったのは、鳥取の岩井窯で求めた土鍋です
土鍋のよさは、火の伝わり方だろうと思います
それがよくわかるのが、湯豆腐です
土鍋を火にかけて、湯豆腐を作る。湯のなかのお豆腐は
まるで、いい湯加減であったまってるという感じで
ゆれるのです


昨日もふつふつといって、鶏肉も野菜も豆腐も
いい具合に煮えました。本当にあったまる感じがします
人といい関係を作るということが、とっても大事なわけですが
その一番、ベーシックなところに、こうしたあったまる食事を
ともにするということを、覚えていたいと思います


人と人の間が、あったまっていったら、そのいい関係が発展していって
それこそ、信頼につながる、いいやりとりがふえるというイメージが
わきます
冬はそういう意味で、人と人の間を近づけるのに、いい季節なのかも
しれませんね